ゴリラに負けない愛嬌たっぷり!のチンパンジー
先日、ユーラシア旅行社の「ウガンダ探訪 9日間」のツアーより帰国致しました。ウガンダと言うとまだまだ認知度が低いこともあり、ウガンダって何処?何があるの?といったところでしょうか。ウガンダは東アフリカに位置し、東はケニア、西にコンゴ、北は南スーダン、南にはタンザニア、ルワンダに接しており、面積は24.1㎢あり本州程度の大きさで、人口3450万人です。約7割の人々が農業に従事しているだけあり、国内の豊かな土壌には様々な種類のプランテーションが広がっております。
ウガンダの見所は、「マウンテンゴリラ!」と言われますが、ゴリラ以外にもウガンダ
固有のウガンダコーヴやアンコーレ牛、国鳥であるクラハシコウやチンパンジー等々、ウガンダの豊かな自然に生息する魅力溢れる動物達も見所の一つです。特にチンパンジーは、マウンテンゴリラの魅力に負けずとも劣らずの可愛いらしさでとても印象深かった為、少しご案内させて頂きます。

ンガンバ島は40ヘクタールあり、95%は森林です。1894年の設立当初は、ウガンダを始め、ルワンダ、コンゴ等で不法に密猟されたものや、ペットとして飼われていたものが手放されたもの等の孤児チンパンジー達が18頭だったそうですが、現在48頭が保護されています。かつてチンパンジーは25ヶ国に生息していましたが、西アフリカ等を始めとする内4ヶ国で絶滅してしまい現在では、アフリカ大陸内には約20万頭、ウガンダには4900頭に減少してしまいました。減少の原因は、近年のウガンダの人口増加に伴い、住居の建設、開墾の為、森林伐採をしている為、彼らの棲家を奪ってしまっているからだそうです。チンパンジーの遺伝子は、人間に非常に近い98%だそうですが、それを念頭に入れながら、チンパンジー達の餌やりタイムを見学すると、興味深いことだ
らけです!
係員によって餌は投げ込まれるのですが、柵の外側にこぼれてしまった餌を木の枝等を使用して手元に手繰り寄せてみたり、細長い茄子を食べやすいように折りながら食べたりと、まるで人間の様な動きをするのです。
性格も色々で、餌を取ったらすぐに奥の方へと逃げて行ってしまうシャイな性格の者も居れば、私達の目の前から動かずひたすら餌を食べ続ける一番幼少の愛らしいサラちゃんや、表情をくるくると変えながらずっと走り回っていた活発なメディナちゃん等、少し観察をしているだけでも性格が大分見えてきます。
そして、チンパンジー社会も人間社社会に似ていて、必ずボスが居て、NO.2,NO.3も居ます。現在のボスは8年目になる貫禄たっぷりのミカです。ミカは日の当たる良い場所で餌を食べているのに対し、NO.2,NO.3は、端っこの方でひっそりと食べていて、力関係ははっきり!その様子は人間社会を見ているようで、チンパンジー達も大変なんだなぁ。と暫く彼らの様子を眺めていました。
いつまでもこの興味深いチンパンジー達を眺めては居たかったのですが、後ろ髪を引かれる思いで私達は島を後にしました。
遥か彼方、アフリカのウガンダのチンパンジー達の社会や成長を、又垣間見たいなぁ。と親になったような思いの中の帰国でした。
皆様も愛くるしいウガンダのチンパンジー達に会いに行かれてはいかがでしょうか!(井手)
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