春の花々と名画の数々にうっとり、オランダ・ベルギー
オランダといえばチューリップが代名詞ですが、チューリップだけではない、色とりどりの花が至るところで私たちを歓迎してくれました。700万本もの花が咲き乱れるオランダのキューケンホフ公園では、チューリップ以外にもスイセン、ヒヤシンス、クロッカス、桜などが、センス良く、可愛らしく、そして時には迫力ある配置で植えられています。また、この花壇は毎年位置や本数、デザインが変わるため、年が変われば同じ花壇を見ることは二回とありません。今年は、ヨーロッパ全土が46年ぶりの大寒波を受け全体的に花の開花が遅れてはいましたが、赤や黄色、ピンクなどの色鮮やかな花びらがまぶしいほどに咲き乱れていました。
そして花盛りのオランダで、もうひとつ人々の注目を集めていたニュースがもうひとつ。アムステルダムの「国立ミュージアム」が全館オープンしたことです。2004年から大規模な改修工事に入っていましたが、2013年、とうとう期待を受けて全館オープンとなりました。私たちが訪れた日はまだオープンして4日しか経っていなかったため本当に出来立てほやほやで、画家別にずらっと展示された名画の数々に、思わず息をのんで見つめてしまうほどの迫力が感じられました。今までは建物のどこかしらが改修に入っていたため、同じ画家の作品でもいくつも部屋を移動しないと見られないといった不便さがありましたが、今は同じスペースに堂々と並べられているため、年代別の比較もしやすく、作品の時代背景と画家それぞれの描き方の変遷が同じ場所で読み取れるようになりました。おなじみフェルメール「牛乳を注ぐ女」や「恋文」、レンブラント「夜警」の威圧感、フェルメールに影響を与えたとも言われオランダの風俗画を多く残したピーテル・デ・ホーホなど、珠玉の作品が詰まっています。
オランダ絵画の黄金時代を代表する画家たちの作品は、是非新オープンしたミュージアムで、ゆっくりと時間をかけて愉しんで頂きたいと思います。
天候にも恵まれたオランダ・ベルギーの旅は、二カ国の見どころをたっぷり凝縮したツアーでした。最後ベルギーのブルージュでは美食の国ならではのおいしい食事に舌鼓を打ち、また、おいしいチョコ屋さんをはしごしたり…。住みたいほどに魅力的な文化にあふれるオランダとベルギーは、春の花の魔法でより美しく、いつまでもこの町を見ていたいと思わせてくれる場所でした。(奥谷)
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