2013年6月 5日 (水)

グルジアの農家でワインとランチ

先日、「民族と文明の道 コーカサス三国周遊 9日間」より帰国しました。
カスピ海やコーカサス山脈近くのアゼルバイジャン、グルジア、アルメニアの3ヶ国をまわるツアーですが、この3ヶ国、野菜が豊富で食事がとてもおいしいのです。今回は、グルジアのワイン農家での様子をレポートしたいと思います。

 グルジアの東部カヘチ地方はワインの産地で、ここにしかないサペラヴィ種などのブドウがあります。ちなみに、グルジアでは5000年以上前にワインが生まれ、このワインがエジプトまで渡り、クレオパトラが一人で飲んでは涙を流したと伝えられたことから、グルジアワインは「クレオパトラの涙」と呼ばれるようになりました。
 首都トビリシから東に約100km程でカヘチ地方へ行けますが、辺りは肥沃な土地に太陽が降り注ぎ、ぶどう以外にも多くの畑が広がり、道路沿いには果物などが売られています。

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今回は、グルジャーニーという街のワインを作っている農家を訪問しました。玄関をくぐると、明るい中庭に出ました。中庭では、窯でシャシリク(肉の串焼き)が焼かれていたり、チュチュヘラ(クルミとブドウジュースで固めたお菓子)が干されていたり、何ともおいしそうな空間が広がっていました。中庭の奥の部屋がワインの間となっており、グルジアの農家ではどこもそうなのですが、ワインを入れた壺が地下に埋められ、涼しさと暗さを保って保存されています。うっかりすると、開いた壺の口に足を踏み外してしまいそうです。また、室内で保管している道具は代々伝わる歴史あるものばかりで、200年前から使われている巨大な桶のような道具は、そこに大量のぶどうを入れて足でぶどうを踏み潰して絞り出していました。また、ワインを作った後の残り皮は捨てることなく、「チャチャ」と呼ばれる蒸留酒を作ります。ワイン倉庫の隣に、チャチャ倉庫があります。
 ひと通り見て回った後、いよいよグルジアワインの試飲です。カヘチ地方内でも場所によって作られるブドウの品種が異なり、今回の農家では白ワインの方が強いようで、少し辛口でとても飲みやすく、赤ワインは昔から薬用として飲まれていたとのことです。
 

Rimg0013_2試飲の後は、中庭に戻って農家お手製の食事をいただきました。食卓には、カスピ海ヨーグルトとも呼ばれていますが、グルジア名物のマツォーニというヨーグルトも並んでいました。マツォーニは、グルジアの田舎の各家庭で代々伝わっている伝統的なヨーグルトで、日本のヨーグルトよりも粘りが強いのが特徴です。また、中庭の窯で焼かれた肉は、塩加減が絶妙で美味、野菜サラダも盛り沢山で、にんじんサラダが大人気でした。
 コーカサスの田舎では、家庭的な料理をいただく機会が多く、大変おいしくいただきました。(飯岡)
 

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