2013年6月25日 (火)

ウェールズでホリディを(イギリス)

March先日、「伝説が息づく大地、ウェールズとコーンウォール半島 12日間」より帰国しました。「また渋いところに行くねぇ…えーと、何があるんだっけ?」と、出発前、かつてロンドンに住んでいた友人が言っていました。確かに、ほとんどの日本のガイドブックで、これらの地域の取り扱いはほんの数ページ。イギリス内のその他の3国(イングランド、スコットランド、北アイルランド)の比になりません。きっと、多くの旅行者がそれらの地域を制覇した後、巡る地域でしょう。しかし、実際に旅をしてみると、自然あり、巨石文化あり、古城あり、遺跡あり、水道橋クルーズあり、アガサクリスティゆかりの地あり、パワースポットありと見所盛りだくさん。

Tintan中でも特に印象深かったのは、「ティンタン・アベイ」という修道院跡。12世紀にウェールズで初めて造られたシトー派の修道院で、16世紀にヘンリー8世の宗教改革で解散させられた後、破壊され廃墟となります。しかし、廃墟となった後もその堂々たる存在感は失われることなく、周囲の自然と調和し、静かに、新しい美しさを纏っていました。18世紀には詩人のワーズワースもその美しさを称え、彼女の作品に感銘を受けた美智子妃殿下もかつて忙しい公務の合間を縫ってここを訪れたといいます。教会のバラ窓は、ステンドグラスがすっかり抜け落ち、その美しい形をよりいっそう際立たせ、そこから覗いた青空は今も目に焼き付いています。

Endsまた、今回バスで走った道もとても印象的でした。瑞々しい黄緑色の葉をつけた木々が創るトンネルの間を通り、見頃を迎えた黄色いハリエニシダに、道路の脇で遊ぶ羊たち、今なお現役の茅葺屋根の家々を眺めながら、ゆったり、のんびりドライビング。ロンドンのガイドさんによれば、都市で働きすぎて疲れた人に、あるお医者さんはこうアドバイスしていたそうです。「ホリディとって、あの辺にでも行ってゆっくりしてきなさいよ。」その方は、きっと名医に違いありません。(弥永)

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