クロアチアのクラパ、市民生活に息づく伝統音楽
先日、ユーラシア旅行社の「アルプスの懐スロヴェニアとアドリア海の至宝、クロアチア 11日間」より帰国致しました。
ブレッド湖のボートでのアコーディオン、レストランの店主のハーモニカ、ザグレブの街角のギタリスト、ドブロヴニクのレストランの伝統音楽バンド、、、。訪れる場所ごとに素敵な音楽との出会いのある旅でした。
この2カ国は世界的に有名なプロミュージシャンも輩出しています。
最近、動画投稿サイトから話題になったロック、ポップスの名曲を激しく弾くチェリスト2人組み、2Cellosはスロヴェニア人とクロアチア人のデュオです。
また、クロアチア独立戦争の空爆の最中に地下室で練習し、モダンなアレンジのオーケストラをバックに超絶技巧で魅せるピアニストMAKSIMはクロアチアのダルマチア地方シベニック出身です。
そして本日ご紹介させて頂くのは、クラパというクロアチア・ダルマチア地方の伝統歌唱です。
”クラパ”という言葉は”友人の集まり”といったような意味合いで、歌詞は主に愛、ワイン、故郷、そして海についてです。男声4部のアカペラが基本編成ですが、人数を増やしたり、ギターやマンドリンなどを伴奏に入れたり、そして女性のクラパグループもいるそうです。
2012年にUNESCOの無形文化遺産にも選ばれました。しかしながら、クラパは何もプロの音楽家だけが格式ばって歌う伝統芸能ではなく、庶民の文化として現在も日々の生活の中で歌われています。レストランのスタッフたちが仕事終わりの楽しみに、誰に聞かせるでもなく集まって歌ったりすることもあるそうです。
運が良ければクロアチア観光中に街角で遭遇することもあります。今回のツアーではスプリットのディオクレティアヌス宮殿で出会いました。晴れ渡った青空の下で彼らが歌うのは愛、ワイン、故郷、海、どれについてでしょうか。想像するのも一興です。(尾崎)
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