今年はムンク生誕150周年
まずは今年の夏季限定で一般公開されている、オスロ大学アウラ講堂の壁画「太陽」。ムンクの晩年の作品で、7年もの歳月をかけて作られた大作です。
ムンクの代表作「叫び」は、身近な人物の死や人生の苦しみを題材に描かれていますが、「太陽」はノルウェーの大自然にその源を得て描かれた作品であり、太陽の力強い光が壁一面に溢れています。もちろん「叫び」を観に行くことも忘れません。国立美術館には「叫び」や「マドンナ」など、ムンクの有名作品が多く展示されています。「やっぱりムンクって素晴らしい」と再確認させてくれるのがこの美術館です。自由時間には、地下鉄に乗ってムンク美術館へ。今から50年前、生誕100周年を記念して造られたこの美術館にはムンクがオスロ市に寄贈した膨大な作品が納められています。多作で知られるムンクの作品全てを観ることは難しいですが、ここにくれば相当の数見ることができ、「こんな作品も描いていたんだ」という新しい発見がたくさんありました。
最後にムンク美術館に併設されたカフェで「叫び」という名のケーキを食べて、ホテルに戻る前に小休憩。一度見たら忘れられないあの顔がケーキにデザインされている、ムンク美術館ならではのケーキでした。ご心配なく、味は至って普通です。
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