満開のトビシマカンゾウ!?は山道にあった!(日本:佐渡)
先日、6月中旬に「佐渡の景勝地と金銀山近代化産業遺産3日間」のツアーへ行ってきました。世界遺産登録に励んでいる佐渡金山を始め、南部の小佐渡でたらい舟乗船をしたり、両津港付近でトキに出会ったり、屋久島の縄文杉に勝るとも劣らない手つかずの天然杉を見たり、日本海の海の幸を存分に楽しんだり、3日間という海外旅行に比べると短いツアーでしたが、その分、中身がギュッと凝縮された充実した3日間でした。
さて、そのトビシマカンゾウは、北東部の大野亀という丘の付近に群生している黄色いユリの花。ここ佐渡では、このカンゾウの花のことを「ヨーラメ」と呼ぶそうです。「ヨー」とは「魚」の意、「ラメ」とは「卵をはらむこと」だそうで、この花が咲き誇れば海が生返り魚が生返るという伝説があるとか。日本海屈指の景勝地でもあります。
私たちのツアーでは、6月の中旬にこの大野亀を訪れました。その前の週に、カンゾウ祭りが開催されたそうで、ちょうど12部咲き。しかしながら、一面に広がる丘と大平原には、黄色い花々が所々に咲き乱れていました。日本海には荒々しいイメージがありましたが、海も静かで驚きです。
12部咲の為、満開!とまではいきませんでしたが、なんと、私たちが帰路につく最終日、両
津港へと急ぐ道中、佐渡スカイラインという道を通り、山道を上がっていたところ、ドライバーさんが「遠くに満開のカンゾウ畑が見える」と。まさか、こんな所に!?と思いながらも車を走らせていると、突然目の前が黄金色に輝くトビシマカンゾウの満開の畑が出現。標高が高い山道に咲いている為、大野亀より開花時期が遅かったようです。
佐渡島からの最後のプレゼントを貰ったかのように、満開の黄色いカンゾウの大群生に見送られて、一行は両津港へ足を急がせました。
「佐渡は良いとこ、また来いっちゃ!!」
ガイドさんやドライバーさんの笑顔に別れを告げて、本州へ戻りました。次は、秋の紅葉の時期に行きたいところです。(坂岸)
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