2013年9月 3日 (火)

【共通テーマ】私の好きな美術館、あの作品 (ユーラシア旅行社で行くチェコ)

今月は「私の好きな美術館、あの作品」というテーマ。
8月が終わり、あっという間に9月がきてしまいました。1年早いですね。芸術の秋、食欲の秋、スポーツの秋・・・晴天率が高く、気温もちょうどいい秋は楽しい催し物がいっぱいあります。私にとって秋といえばやっぱり「食」。魚、野菜、果物・・・食べ物のことなら、いくらでも紹介できますが、「芸術」となると、難いイメージが先行してしまい、しばし考え込んでしまいます。

さて今月のテーマに戻りましょう。
「私の美術館、作品」となると、この世に存在する素晴らしい美術館、作品を一つに絞ることは不可能に近いです。「食」が趣味な私でも、芸術にはそれなりに興味があり、モネやフェルメール、ダヴィンチなど好きな画家はたくさんいます。この目で見たい作品が東京で展示されることを知れば実際に足を運ぶこともありますが、添乗先で訪れる美術館で好きな画家の作品を見れるのは、幸せなひとときでもあります。
本日紹介するのは、思い入れがある作品、チェコの偉大な画家、アルフォンス・ミュシャの大作「スラヴ叙事詩」です。今春から東京を皮切りに約1年間、ミュシャの作品が日本を巡回しているのをご存じの方も多いと思います。アールヌーボー(草木、植物、花などのモチーフや曲線の組み合わせを特徴とする装飾様式)の画家として世界中で知られ、誰もが一度は目にしたことのあるエキゾチックで優美な女性を描いたデザインは自然と心に残ります。

「スラヴ叙事詩」は、1910年から約18年の歳月をかけて取り組んだ20点からなる力作です。

Overview_of_veletrn_palc_with_the_26m×8mの巨大なキャンバスにスラヴ民族の神話、歴史を描き、ミュシャの芸術精神の原動力である「祖国愛」を表現しています。完成後、作品は無償でプラハ市に寄贈され、チェコスロバキア独立10周年の1928年に、プラハのヴェレトゥルジュニー宮殿で初めて公開されました。その後、2010年頃までプラハから約200Km離れたブルノ近郊の小さな村にあるモラフスキー・クルムロフ城内でひっそりと影を潜めて展示されていたのです。
実は、ユーラシアのツアーではチェコ一ヵ国周遊のこだわりのツアーにだけ、モラフスキー・クルムロフ城の観光を組み込んで、「スラヴ叙事詩」鑑賞にご案内していたため、中欧方面を担当していた当時は、個人的にとても思い入れがありました。2010年頃、城での展示が終了し、その後、作品がどこへ行ってしまったのか情報が錯綜していた最中、昨年の2012年にプラハの国立美術館内のヴェレトゥルジュニー宮殿(初公開した場所で、オリジナルの配置)
で展示されているという情報を耳にし、安堵の胸をなでおろしました。
実際に訪れて、作品をみてみると、その大きさ、迫力に圧倒されます。ミュシャの愛国心が注ぎ込まれた魂の作品は85年経った今でも人々の心に響き渡り、魅了するのです。

昨年はプラハ自由時間のある全てのコースで「スラヴ叙事詩」鑑賞にご案内する秋の特別キャンペーンを行い、好評を博しました。ご参加されたお客様にはチェコの魅力をさらに感じていただけたのではないかと思います。この作品の展示は2013年12月31日までとなっていますので、あと残り4か月と短いですが、年内にプラハへ旅行される方はお立ち寄りになってはいかがでしょうか(米村)

ユーラシア旅行社で行くチェコツアーの魅力

【共通テーマデー】「わたしの好きな美術館、あの作品」
◆倶楽部ユーラシア:メルブ遺跡出土の『彩色土器』
◆ぶらり秘境探検隊:中南米の巨匠たち
◆ろまねすく通信:カタルーニャ美術館
◆パタゴの国からミンガラバー:ゴッホの作品エトセトラ
◆船の旅便り:損保ジャパン東郷青児美術館『ひまわり』

|

世界の芸術情報」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。