オリノコ川とカロニ川、2つの川の交わる所
この度、ユーラシア旅行社の「ゆったりギアナ高地大周遊」より帰国しました。
このツアーは本当にタイトル通り「ゆったり」。アエロメヒコ航空を利用して、往復の乗り継ぎ地・メキシコシティで休憩します。空港内ホテルで部屋に入れるので、プライベートな空間も確保でき、快適なベッドで仮眠も取れます。現地についてからの日程もゆとりがあるので、南米の長いフライトは辛い、ちょっと自信はないけど、ギアナ高地に行ってみたいという方にお勧めのツアーです。
ギアナ高地と言えば、滝の裏を歩けるサポの滝、世界一の落差エンジェルフォールを目指してのハイキング、20億年前からの土壌が残るロライマ山への遊覧飛行などが思い浮かぶと思います。
今回は全てのコースには入っていないレア観光地「プエルトオルダスのリバークルーズ」をご紹介します。
オリノコ川は西のアンデスから発し、東へ流れて広大なデルタ地帯を形成しながら大西洋へと注いでいるベネズエラで一番長い川です。プエルトオルダスはこの流域で採れる経由やオリノコヘビーオイルの集積地として繁栄している町です。
リバークルーズではエンジンボートに乗って風を切って進んでゆきます。目的地はオリノコ川とカロニ川の合流点。オリノコ川は茶色、カロニ川は灰色をしていて、不思議な事にこの2つの川は含まれる成分や水温の違いから交わる事がないそうです。ボートでちょうど合流点の上に立つと右は茶色、左は灰色とハッキリわかります。そして少し離れた所から合流点を見るとほんとに2色に分かれているのがわかります。何度かボートを行き来させると、一度は混ざりそうになりますが、少したつと線を引いたように綺麗に2色に分かれます。
実は、こんな不思議な場所がもう1か所あります!そう、ブラジル・アマゾンのネグロ川とソリモエス川の合流点が同じように2色なんです!アマゾン川クルーズはツアーでも含まれているコースが多いですが、このプエルトオルダスのクルーズはあまり定番ではないので、とても貴重な体験になりました。
合流点を見た後は宿泊ホテルに向かって進んでゆきますが、途中で滝があるのでちょっと寄り道。水しぶきが風にのってボートまできました。「マイナスイオンたっぷりで気持ちいい~!」と喜んでいたら、船頭さんが気前良く、滝に向かってアタックしてくれました!!あまり背が高くなく、川に注いでいるので滝壺もないので滝に飲み込まれる心配はありません。
カッパは着なくても大丈夫な程度に水しぶきを浴びる事ができる楽しい滝アタックです。
ギアナ高地のツアーではたくさんの滝を訪れます。サポの滝の裏側を歩いたり、世界最大落差のエンジェルフォールを眺めたり、ハスペの谷でスライディング、パチェコの滝で飛び込んだり泳いだり。訪れる時期によっても水の量が少なかったり多かったり全く違う顔を見せてくれます。
(関根)
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