2013年10月22日 (火)

アンデスの伝統が息づく楽器(ユーラシア旅行社で行くペルーツアー)

 先日、ユーラシア旅行社の「ペルー、マチュピチュ・ナスカ・チチカカ湖と聖なる谷」のツアーより帰国致しました。現在、乾季のベストシーズンであるペルー。お天気に恵まれ、青空と遺跡のコントラストが素晴らしかったです!
 ツアー中はお客様に、遺跡や観光地だけではなく、現地の食べ物やフォルクローレーショーの鑑賞など、文化に触れながらペルーを体感して頂きました。 
 今回はアンデスの人々の生活に根付く楽器に関してご紹介したいと思います。

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ペルーの伝統的な楽器を大きく分けると「インディフォノ」「アエロフォノ」「メンブラノフォノ」の3つに分けられます。

インディフォノ
これは物と物とのぶつかる音を利用した楽器です。動物の爪や木の実などを糸に吊るして、それを揺さぶり音を出します。手に持って鳴らしたり、腰に巻きつけて踊りながら鳴らしたりします。
インカ時代以前の土器や織物にも描かれていて、祭儀や戦い、耕作時に農民が鍬などに付けてリズムを奏でながら使用していたとの記録があるそうです。

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これは笛のように吹く楽器です。日本の尺八のようなケーナや、何本もの細長い竹笛が並んで一つの楽器になっているアンタラ、ほら貝や陶器で作られているプトゥトゥなどが代表的です。
これらにはそれぞれ使用用途があり、ケーナは、葬式や死者と深く関係していたと考えられています。(インカ時代の墓中から発見されているため。)現在でも、死者の前でケーナを吹くそうですが、これは死を悲しむのではなく、死者に生命を与え、再び蘇らせようとするためだそうです。このように、宗教概念に大きく関係している楽器でもあります。

メンブラフォノ
これは皮を張った太鼓です。主に戦いに関係があったと言われています。太鼓の革には決まって2種の異なった動物の皮を使用します。例えば、イヌとネコの皮を半々に使って喧嘩をしているような張りのある音を出したり、ヒツジとキツネの皮を縫い合わせて、運命の決定的な瞬間を響かせるような音を出したりします。

 ペルーの人々にとって楽器は、単に音を奏でる道具ではなく、古代の人々の生き方や宗教概念などに深く結びついたものでした。また、楽器を生きたもの・魂が宿ったものと捉えていることも分かります。このような楽器の歴史を頭に浮かべて音を聞いてみると、また違った味わいが感じられるかと思います。(飯野)

ユーラシア旅行社で行くペルーツアーの魅力

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