遺跡を貸切り!スーダンは楽しい(ユーラシア旅行社で行くスーダンツアー)
この度、ユーラシア旅行社の「スーダン周遊」より帰国しました。
スーダンはエジプトの南に位置する国。ウガンダのビクトリア湖から流れる白ナイルとエチオピアのタナ湖から流れる青ナイルがスーダンの首都・ハルツームで合流し、エジプトを流れ地中海に注いでいます。
ガイドブックもあまりなく、情報が少ないので、どんな国なのか知らない方も多いかもしれません。逆に考えれば、それだけ観光客が少ないという事!今回も現地の遺跡をほとんど貸切り状態で観光することが出来ました。
ツアーではナイル川沿いに点在する古代クシュ王国の遺跡などを見てまわります。クシュ王国はヌビア地方(スーダン)を中心に繁栄した文明です。遺跡の規模は小さいものの、エジプトよりも多くのピラミッドが残っていたり、こんな所にこんな素晴らしいレリーフが?!と思うような建築が残っていたりと見応えは十分あります。
特に印象に残っているのはメロエの遺跡です。広い敷地に南のピラミッド群、北のピラミッド群、西のピラミッド群、ロイヤルシティーと呼ばれる神殿跡と見どころが沢山あります。沢山のピラミッドはみんな王族の人々のお墓。メロエ王朝の時代はたくさんの女性が活躍したそうで、北のピラミッド群の中に女王様のピラミッドが多くありました。勇敢な女性が手に武器を持ち、軍を率いて戦いに行く様子が細かく掘られています。私たちを案内してくれたガイド・リハブさんはイスラムの国では珍しい女性ガイドでした。彼女はスーダン各地を案内していますが、特に多くの女性が活躍したこの時代の遺跡が大好きだそう。「これからスーダンの女性はメロエ時代と同じくもっともっと強くなる」と頼もしい笑顔を見せてくれました。
午前中の観光の後、一旦ホテルに戻ってランチタイム&休憩タイム。そして夕方は再び遺跡に行ってサンセット!夕日が沈む時間よりも早めに行ったので、遠くまで歩いて全景写真を撮ったり、ひとつひとつのピラミッドをじっくり見たりしてたっぷりメロエ遺跡を楽しむことができました。
ずっと遺跡にいたのに会ったのは、物売りの子供数名とラクダを連れたおじさん達、ゴミを拾って歩く管理人のおじさんくらい。
世界遺産に登録されている遺跡をこんなに貸切りでいいの?と、得した気分になりました。(関根)
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