アンデスの音楽を支える楽器、チャランゴ(ユーラシア旅行社で行くペルー・ボリビアツアー)
先日、ユーラシア旅行社の「ペルー周遊とボリビア高原、ウユニ塩湖を訪ねて 16日間」より帰国致しました。ペルーではマチュピチュ、ボリビアでは乾季のウユニ塩湖をはじめ両国の見所をゆっくりじっくり観光致しました。見所に溢れたツアーですが、観光地から観光地の移動中も車窓は絶景ですので気が抜けません。標高4,300mのララヤ峠越えなど、アンデスの美しい景色の中を移動していると、前日にクスコのフォルクローレショーで聞いた雄大なアンデスの民謡が思い出されました。
本日はアンデス民謡に欠かせない民族楽器のうち、ケーナ、サンポーニャと並んで、フォルクローレの演奏で必ず目にする楽器チャランゴをご紹介したいと思います。
チャランゴは、ウクレレのような大きさ・形をした弦楽器です。10本の弦が2本ずつセットで張られていて、独特のキラキラした音色を奏でます。
今ではアンデス民謡になくてはならないチャランゴですが、その起源は征服者であるスペイン人が16世紀に持ち込んだものでした。ギターの前身のビウエラという楽器が南米に持ち込まれ、銀山で有名なポトシ近くで発展し、チャランゴとして成立しました。
アンデス地方で弦楽器が生まれず、スペインからの輸入を待たねばならなかったのは、インカ文明では弓矢ではなく投げ矢が用いられたのが原因だと考えられています。世界各地の様々な弦楽器は、狩猟の際に使う弓矢の、弓に張った弦をヒントに生まれることが多かったそうです。
今日、街角で演奏するフォルクローレバンドには、最新の機器を導入して現代的な試みをする人たちも見られます。しかし、この地で生まれた楽器で伝統的な奏法で演奏されるアンデス民謡の方が、車窓に広がる雄大な景色には相応しいように思えました。 (尾崎)
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