青の絶景、おとぎの街ショウエン(ユーラシア旅行社で行くモロッコツアー)
かの有名なジブラルタル海峡から内陸に約100km、モロッコ北部リーフ山脈の裾に広がる小さな町、ショウエン。名前の由来は、モロッコの民族ベルベル人達の言葉で「2つの角」という意味だそう。街を囲む2つの山の頂きが、角のように見えるからだとか。
通常、モロッコのメディナと呼ばれる旧市街は城壁で囲まれており、一般のバスは入れません。私たちも入口でユーラシア旅行社のバスを下車し、歩いて観光をスタート。
矢継ぎ早にガイドに質問が及ぶ中、やはり皆様の第一声は「なぜこの町は青いの?」。様々な説があるそうですが、静かな平穏を表す青に塗った、地中海の青をイメージした、虫除けの意味がある、など等の理由で、ギリシャのサントリーニ島や、チュニジアのシディブサイド顔負けの淡いブルーの街並みが誕生したそう。
旧市街、それは迷路のようで、一本道を間違えると同じ青い世界が永遠と続き、元の道
に戻れなくなりそうですが、そこにある青い扉、青いモスクのミナレット、青く塗る為のインディゴブルーの塗料、全てが絵本のおとぎ話の世界のようで、迷えば迷う程、新しい発見の連続でした。
午前中、そろそろお昼時で小腹も空いてきた時間帯、青い街並みを歩いていると、突然いい匂いがしてきました。その匂いが香る暗い室内を覗くと大きな窯を発見。そこは窯屋さんだそうで、家庭で作ったパン生地を持っていくと焼いてくれるという実用的なお店。そこから出てきたご婦人の手には巨大な焼きたてのパンが。皆で見ていると、「味見をしてみる?」の一言。モロッコの家庭の味はとっても美味しかったと同時に、小さな街だからこその温かみある人情に触れた気がします。
最後はシャウエンの街並みを外側から遠望。モロッコといえば砂漠、ラクダ、イスラム教~というイメージだと思いますが、山々に囲まれたひっそりとした隠れ家、シャウエンはそんな固定概念を覆す、素敵な場所でした。(坂岸)
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