芸術の秋!米国のフェルメールと出会う旅!(ユーラシア旅行社で行くアメリカツアー)
先日、ユーラシア旅行社の「米国のフェルメールとスミソニアンを巡る 7日間」より帰国致しました。街路樹が黄葉に染まり、秋も深まる米国。ワシントンDCとニューヨークの2都市それぞれに連泊し、芸術の秋を堪能して参りました。特に、今回集った皆様の目的はタイトルにもあるようにフェルメールの絵画!
女性を描いた作品が多く、窓から差し込む光が少女の髪やアクセサリーに反射し、輝くところを明るい絵の具で表現する技法、ポワンティエ、そして鮮やかなフェルメール・ブルーと呼ばれる青を用いたフェルメールの作品は、世界中の人々を虜にしています。
西ヨーロッパなどをご旅行されたことのある方なら、どこかで彼の絵をご覧になっていらっしゃるかと思います。2012年には、オランダのマウリッツハイス美術館から「真珠の耳飾りの少女」が来日し、注目を集めましたね。
世界の様々なギャラリーに散らばるフェルメール絵画。全制覇を目的とする旅をする方も多くいらっしゃいますが、何とアメリカには現存するわずか30数点のフェルメール作品の内、ワシントンDC(ナショナル・ギャラリー)に4点、ニューヨークに8点(フリック・コレクションとメトロポリタン美術館)、計12点が展示されています。つまりこの2都市を巡るだけで3分の1を鑑賞することが出来るのです!2都市間のアクセスも列車で約3時間半、1回の旅行で無理なく訪れることが出来るのも嬉しいところです。
中でも私のお気に入りは、「天秤を持つ女」。
殆どの作品において左窓から入る光が室内を柔らかに包み込みますが、この作品ではカーテンの僅かな隙間から入る強めの光となっており、どことなく他の作品とは雰囲気が異なります。何も載っていない天秤に、背後の最後の審判・・・この女性は何のバランスを量ろうとしているのでしょうか。彼の寓意が込められているように感じます。
さて、あまり詳しくお話してしまうと、これから訪れる楽しみも半減してしまうかもしれませんので、これがどこにあるかは私からは申し上げないことにしましょう。ぜひ皆様ご自身でアメリカへ足を運んでいただき、お気に入りのフェルメール作品を探してみてはいかがでしょうか。私自身、これまでにヨーロッパで数点の作品を見学したのみでしたので、今回の旅で一気に見学数が増えました。ここまできたらぜひ全ての作品を見に行きたい!と思う今日この頃です。 (冨永)
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