深まる秋のスイス、山里ハイキングの楽しみ(ユーラシア旅行社で行くスイスツアー)
先日、ユーラシア旅行社の「黄葉のスイスアルプス・ベルザスカの谷とソーリオ村」の旅より帰国しました。今回の旅では、スイスの味わい深い山里を巡りました。大きなグループが訪問することの少ない小さな村々を訪問しながら、イタリア国境のルガノから、スイス東部のダヴォスへと旅は進みました。
メガネ型のローマ式の橋があるベルザスカの谷や、ダヴォス近郊のセルティック・デルフリなど美しい村をいくつも訪問しましたが、その中でも印象的だったのがソーリオ村です。ソーリオ村はサンモリッツから西のイタリア国境にほど近いところにある山間にひっそりと佇む村です。スイスで活動したセガンティーニという画家もこの村の美しさに魅せられ、作品を残しています。この村を散策していた時にスケッチをしている画家の女性に出会いました。挨拶をすると、この女性は「あなたたちは、スイスの中で最も美しい村を旅先に選びましたね」を話しかけられました。まさに絵のように美しい景色は、今の画家も認めるところなのでしょう。
こんな美しい村の景色を堪能するにはハイキングが最適です。ソーリオ村から隣にあるカスタセーニャ村まで、緩やかな下り坂道2時間ほどのんびりハイキングを楽しみました。この季節には木々の葉が黄色に色づきます。黄葉した木々のトンネルをくぐりながら歩くハイキングはとてもロマンティック。
そしてこの時期の特徴はもう一つ。栗拾いです。この地域は栗林があることで知られています。山一面に栗の木が植わっていて、いたるところに栗の実が落ちていました。そこへ村人たちがやってきて栗拾い。拾った栗を入れられる特製エプロンをつけている人たちに何度も出会いました。腰を折りながらの栗拾いは重労働のようです。私たち旅人も今日のおやつに拾って帰りたいところではありましたが、それはできません。栗はこの村の重要な産物なのですから。おいしそうな栗を見ながらハイキングをしているとカスタセーニャ村にはあっという間に到着。村の小さな売店ではマロングラッセが売っていましたので、栗への欲求はこれで満たしたのでした。
ソーリオ村からカスタセーニャ村までは景色・味ともに最高のハイキングとなりました。(斎藤さ)
※2014年のスイスツアーは、2013年12月中旬に完成予定です。今しばらくお待ちください。
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