ドバイ首長は世界NO.1がお好き【ユーラシア旅行社で行くドバイツアー】
先日、ユーラシア旅行社の「薔薇色のペトラとドバイの休日」より帰国致しました。モーセ終焉の地で有名なネボ山や、映画「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」の舞台として知られるペトラ遺跡があるヨルダンは、日本人にも人気があり、実際訪れた方も多いはず。一方、ドバイはエミレーツ航空利用時に乗り継ぎで立ち寄ったりするものの、宿泊して、しっかり観光!という方は多くないかと思います。「オイルマネー」で発展した煌びやかなイメージが強いドバイですが、実はドバイには油田はおろか、資源もほとんどありません。
では、ドバイに建つ超高層ビルや巨大なリゾート施設の建設資金はどこから出ているの?と疑問が浮かんできますが、実はドバイのお隣、アブダビ首長国に豊富な石油資源があり、世界の石油埋蔵量の10%程を保有していると言われています。ドバイはそんなアブダビから資金を貰い、建設費に充て、世界に誇る一大リゾート地を築き上げました。しかし、アブダビもただ資金を提供するだけではありません。その代わりに、ドバイのシンボルマークである超高層ビル、ブルジュハリファは「ブルジュドバイ」という当初の名前からアブダビの首長の名前である「ブルジュハリファ」に変更されました。建設当時は828mという世界一の高さを誇ったブルジュハリファ。ドバイ首長はとにかく「世界NO.1」でないと意味がない!と言わんばかりに、ブルジュハリファに隣接する形で、世界最大の商業施設「ドバイモール」を建設。更にそのドバイモールの噴水も世界最大、吹き上げる高さも150mで世界一だそうです。
実際に訪れたことはなくても、一度はニュースなどでご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、毎年、大晦日にはこの場所に何万という人々が集まり、カウントダウンの花火を見物します。2013年はギネスブックに挑戦!ということで、約6分間で50万発もの花火が打ち上げられました!
そして、今回はドバイが世界に誇る7つ星ホテル「バージ・アル・アラブ」にも訪問。さすがに宿泊、とまではいきませんでしたが、豪華絢爛なレストランで、アラビア海で採れた新鮮な牡蠣やロブスターなどのビュッフェランチを頂きました。ホテル内部はまるでおとぎの国。ちょうどクリスマスシーズンだったこともあり、おもちゃの兵隊で飾られた噴水と巨大クリスマスツリーがお出迎え。壁はなんと大きな水槽。とてもホテルとは思えず、まるでテーマパークか水族館にでも迷い込んでしまったかのようでした。お部屋はどうなっているのだろう・・・想像がつきませんがガイドさん曰く、部屋は全てスィートルーム、そして全室デュプレックス(一部屋が二階建て)タイプ、宿泊客は約30万円で空港からホテル屋上のヘリポートまで送迎してもらえるとか。ホテルの設備だけでなく、レストランの飲み物価格などホテル内の物価にも常に驚きの連続でした。まだまだ進化し続けるドバイ、この年末年始はごまんとあるドバイ中のホテルが満室だったそうで、ますますリゾート計画が巨大化していくようです。今後はどんなNO.1が誕生するのか、目が離せません。(三橋)
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