2014年1月 8日 (水)

キプロス島のちょっぴり遅いクリスマス(ユーラシア旅行社で行くキプロスツアー)

先日、ユーラシア旅行社の12月26日発「南北キプロス島を極める 8日間」より帰国致しました。国連が管理する緩衝地帯「グリーンライン」を境に、南北にぱっくりと割れているキプロス島。北キプロスにはイスラムの世界が、南キプロスにはギリシア正教の世界

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がそれぞれ広がり、異なった文化を一度に味わうことができた旅行でした。

12月25日を過ぎても、キプロスの街はクリスマス一色。ホテルのロビーには大きなクリスマスツリーが飾られ、クリスマスソングが流れていました。ギリシア正教を主な宗教とする南キプロスでは、1月7日までクリスマスのお祝いが続くそうです。

12月31日、観光を終えてホテルに戻るバスの中で、現地ガイドのポピさんが「ギリシア正教の国では、12月24日ではなく31日の夜に、子供たちのところにサンタさんが来るのよ」と言い、キプロスのクリスマスについてお話ししてくれました。ギリシア正教でのサンタクロースは、聖人「アギオス・バシリス」。裕福な家に生まれたバシリスは、両親が亡くなったとき、遺してくれた財産を貧しい人々に分け与えようと考えました。バシリスはパンを作ってその中にお金を詰め、貧しい家の窓枠に置いていったそうです。この聖バジリスのお話に因んで、現在でも12月31日になると各家庭で「バシロピタ」というケーキが作られます。中に一枚だけコインを入れておくそうです。1月1日になるとケーキを切って、家族皆で食べるそう。コインが入っていたら、大当たり。その年一年幸せに過ごせると言われています。

1月1日は少し早起きをして、皆様で近くのビーチまで初日の出を見に行きました。地中海を背景に見る初日の出は、なんだかロマンチック。雲もほとんどなく、しっかりとまん丸の初日の出を見ることができました。

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ホテルに戻ると、お待ちかねの朝食です。なんと前日話に聞いた「バシロピタ」があるではありませんか!大きく「2014」と書かれていました。見事コインを当てたのはどなただったのでしょうか?
皆様にとっても素敵な一年になりますように。(佐藤)

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