キプロス島のちょっぴり遅いクリスマス(ユーラシア旅行社で行くキプロスツアー)
12月31日、観光を終えてホテルに戻るバスの中で、現地ガイドのポピさんが「ギリシア正教の国では、12月24日ではなく31日の夜に、子供たちのところにサンタさんが来るのよ」と言い、キプロスのクリスマスについてお話ししてくれました。ギリシア正教でのサンタクロースは、聖人「アギオス・バシリス」。裕福な家に生まれたバシリスは、両親が亡くなったとき、遺してくれた財産を貧しい人々に分け与えようと考えました。バシリスはパンを作ってその中にお金を詰め、貧しい家の窓枠に置いていったそうです。この聖バジリスのお話に因んで、現在でも12月31日になると各家庭で「バシロピタ」というケーキが作られます。中に一枚だけコインを入れておくそうです。1月1日になるとケーキを切って、家族皆で食べるそう。コインが入っていたら、大当たり。その年一年幸せに過ごせると言われています。
1月1日は少し早起きをして、皆様で近くのビーチまで初日の出を見に行きました。地中海を背景に見る初日の出は、なんだかロマンチック。雲もほとんどなく、しっかりとまん丸の初日の出を見ることができました。
ホテルに戻ると、お待ちかねの朝食です。なんと前日話に聞いた「バシロピタ」があるではありませんか!大きく「2014」と書かれていました。見事コインを当てたのはどなただったのでしょうか?
皆様にとっても素敵な一年になりますように。(佐藤)
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