ポルトガルを旅するキーワード(ユーラシア旅行社のポルトガルツアー)
先日、ユーラシア旅行社の「ポルトガル・リスボンとポルトの休日 9日間」のツアーより帰国致しました。年末年始のツアーで、2014年はポルトの街で迎えました。ご希望のお客様と一緒に、街中で行われるカウントダウンにも参加してきました!市庁舎前の広場にはたくさんの人々が集まり、地元ミュージシャンによるライブで盛り上がり、雰囲気はクラブさながら!カウントダウンの瞬間には、街中では考えられないような盛大な花火が打ち上がりました。日本で紅白を見ながら迎える寝正月も個人的には嫌いではないですが、ヨーロッパ風の年越しも新鮮で思い出深いものになりました。
さて、ポルトガルと聞いて、何をイメージされるでしょうか。観光が主要産業ですが、お隣のスペインと比べても、まだまだ日本人には馴染みの薄い国と言えるかと思います。
そこで今回は、「ポルトガルを旅するキーワード」と題して、ポルトガルを旅行する上で知っておくと、より楽しめるポイントをご紹介します。
『アズレージョ』
ポルトガルで内壁、外壁を問わず使用されている装飾タイル。14世紀頃イスラム教徒がスペインに持ち込み、その後、アンダルシア地方で大量生産され、ポルトガルにも輸入されるようになりました。教会や宮殿の壁を覆い尽くすものや駅構内を飾る壮大なアズレージョに思わぬところで遭遇することがあります。そんな芸術的な大作はもちろんのこと、商店の名前が書き込まれた庶民的な絵タイルなどとの小さな出会いも、いつの間にか町歩きの楽しみのひとつになっているでしょう。
『マヌエル様式』
国王マヌエル1世の統治下(1495-1521)に開花したポルトガル独特の建築・芸術様式。ゴシック様式をベースとしたもので、過剰装飾が特徴。イスラム様式のほかに、海草やロープそして天球儀など海洋、新大陸、そしてキリスト教の象徴がデザインに取り入れられている点が興味深いです。当ツアーでは、マヌエル様式の大作であるトマールやジェロニモス修道院も見学してきました。
『ファド』
ポルトガルの伝統音楽。運命や宿命といった意味。下町に住む貧しい人たちが、日々の辛い生活の中で、心を癒すひとときの娯楽として、ファドを聴き、そして仲間と一緒に歌ったのが始まりとされています。
ファドを歌う歌手はファデスタと呼ばれます。ファドは、一人のファデスタとポルトガルギター、そしてビオラの伴奏で演奏されます。リスボンのファドが最も有名ですが、今では、本格的なファドの演奏を聴くことのできるファドハウスから、観光客向けのエンターテインメント性の高いもの、地元の人が中心の庶民的な店までさまざまなバリエーションがあるので、機会があれば是非聞いてみて下さい!
ポルトガルは西の果て。ユーラシア大陸を越えていかねばならないので確かに遠いです。
しかし、広がる海、魚料理、他の欧米諸国に比べて小さな都市、素朴な田舎の町々…。
日本人がどこかほっとできる、そんな国です。
そして、日本にやってきた初めてのヨーロッパ人でもあり、日本と関わり始めたのは実は早いのです。でもなかなか知らない人が多い、それが逆に新たな発見として面白い所です。(飯野)
>ユーラシア旅行社のポルトガルツアーの魅力はこちら
| 固定リンク
「西欧・南欧情報」カテゴリの記事
- 素朴なシチリアを知る。名画の舞台チェファルーへ(2017.12.22)
- モナ・リザだけじゃない、ヴィンチ村のレオナルドさん(2017.12.20)
- バスクといえば美食だけ?(スペイン)(2017.12.14)
- トリュフ市は大賑わい!美食のピエモンテ州への旅(イタリア/トリノ)(2017.12.12)
- モンタルチーノでつぐみ祭!(イタリア)(2017.12.01)
コメント