2014年3月28日 (金)

意外と美味しい!?“聖なるパン”

 先日、ユーラシア旅行社の「聖地モンテ・サンタンジェロと南イタリア・ロマネスク」の旅から帰国いたしました。野花咲く春の南イタリアで、丘の上や海際などそれぞれ趣の違う美しい街々を巡り、珠玉のロマネスク教会を訪れるこのツアー。ムスリムやビザンツ、ロンゴバルトの要素が見事に調和した素朴な教会建築は全く同じように見えてその実、ファサードの彫刻ひとつ、柱の柱頭ひとつとってもそれぞれ違ったユーモラスな様子で訪問者の目を惹きつけます。

Dscn2476blog_2

 今回のツアー名にもあるモンテ・サンタンジェロはアドリア海に面したガルガノ半島の山上にある街の名前。日本語に訳すれば“聖天使山”となることからもわかるように、大天使聖ミカエルの聖地として知られています。何でも5世紀末に3度聖ミカエルがこの場所に降臨し、聖堂を建てるべき洞窟を示したのだとか。

 悪魔と戦う戦士の姿で描かれることの多い聖ミカエルは、戦士を中心とする社会の枠組みを持つランゴバルト族の間で理想の守護者として大変人気が高く、この聖堂は歴代の有力者達の絶大な保護を受け発展しました。その後11世紀に入り西ヨーロッパで起こった巡礼ブームの中、スペインのサンチャゴ・デ・コンポステイラやフランスのモン・サンミシェルと並ぶ巡礼地として、ここモンテ・サンタンジェロはエルサレムに向かう際必ず訪れるべき聖地として脚光を浴びることになります。かつての巡礼者たちは麓から徒歩でようやく参詣を果たしましたが、今は車道が通っているのでご安心を。それでも日光いろは坂のような急カーブを30分ほどのぼってようやく到着します。

Dscn2491blog

 さて、由緒ある街には由緒あるお土産有り。この街の名物は「ホスティア・リピエーナ」というお菓子です。ホスティアとはキリスト教のミサの際、キリストの体として信者に配られるパンのこと。カトリックでは薄いウエハースのような格好をしています。その“聖なるパン”2枚の間に飴がけのローストアーモンドを挟んだものがこのお菓子。噛むとやさしい甘味が広がります。キリスト教徒の方は勿論、信徒以外はまず口にすることの無いホスティアを味見できる珍しさも手伝ってか、多くの観光客が両手に抱えて買っていきます。私もひとつ買って、ツアーの皆様で味見してみました。(三輪)

ユーラシア旅行社のイタリアツアーはこちら

|

ユーラシア旅行社の西欧・南欧情報」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。