古都ホイアンの二つの顔(ユーラシア旅行社で行く!ベトナムツアー)
先日、「ベトナム周遊とアンコールワット11日間」の旅より帰国致しました。ベトナムは北部のハノイから南部のホーチミンまで、そしてカンボジアのアンコール遺跡まで観光できるという盛り沢山のツアーです。ユネスコの世界遺産に登録されているハロン湾やアンコール遺跡はもちろん素晴らしかったですが、今回一番印象に残ったのはベトナム中部に位置する古都、世界遺産でもあるホイアンです。
ホイアンは16世紀から17世紀にかけて対外貿易の拠点として栄えた港町でした。最盛期には500人ほどの日本人が住む日本人街も形成されるほどでしたが、江戸幕府の鎖国政策をきっかけに、日本人はホイアンを離れました。その後は中国人の商人たちが移り住み、中国文化が根付いていったそうです。
さて、ホイアンの旧市街が一番美しく輝くのが、毎月旧暦の14日のホイアン夜祭です。この日は暗くなると街中に飾られたランタンに光がともされます。東京のネオンとは異なり、ランタンの暖かい光は昔ながらの街並みの雰囲気をいっそう引き立てます。日本の提灯のように丸いものから縦長、横長など形も様々で、色とりどりなランタンは、何時間見ていても飽きることはありません。自分のお気に入りのランタンを探すのもまた一つの楽しみです。夜祭では静かな通りでランタンを眺めながら散策したり、川に灯篭を流したりするのも風情があります。また、そうした落ち着いた雰囲気だけでなく、観光客や地元の人々が一緒になって盛り上がっている賑やかな大通りを歩くのも楽しいひと時でした。大道芸を見たり、時には爆竹を鳴らしたりと、人それぞれお祭りを楽しんでいるようでした。
そして、さらに興味深かったのは、夜の街並みと昼の街並みの変わりようです。日中になると、色鮮やかなランタンがアクセントとなり、古都を明るくします。もし、同じ道を通って同じランタンを目にしたとしても、佇まいが全く異なるのですぐには気付けないかと思います。幻想的な夜のホイアンと賑やかな日中のホイアンを堪能できたのは貴重な体験でした。(市川)
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