ヴィットリオーザで鑑賞するインガーディア(ユーラシア旅行社で行くマルタ島ツアー)
先日、ユーラシア旅行社の「陽光のマルタ~5つ星ホテル4連泊~」より帰国致しました。
日本ではまだまだ厳しい寒さが続いていましたが、マルタには既に春の兆しが見られ、野花が若々しい緑色に満ちていました。
マルタ島は地中海の真ん中に浮かぶ島であり、常に外部からの侵略にあってきました。その中でも聖マルタ騎士団がオスマントルコの脅威と戦うために作った、城塞化された街が今でも残っています。その代表的な例、聖マルタ騎士団の総長ジャン・ド・ヴァレットにちなみ命名された街、ヴァレッタは外側から見ると高い塀に囲まれ、非常に簡素な街に見えますが、中に入ると小さな路地入り組み、まるで迷路のようです。
マルタについては既に過去の記事でご案内していますので、今回はこのツアーでご案内させて頂いてた「インガーディア」についてご紹介させて頂きます。
「インガーディア」とは、中世、聖ヨハネ騎士団の時代のマルタに行われていた軍事訓練を再現したもので、毎月2~3回程度行われています。
中世の洋服に身を包んだ歩兵隊や槍隊、鉄砲隊、剣士などの騎士たちが、それぞれの武器を使って日頃の訓練の成果を披露します。
軍事訓練の最中には鉄砲や大砲を打つシーンもあり、空砲とはいえ、その迫力のある音にびっくり!
軍楽隊の演奏ももちろん生演奏。
お客様方もぬけるような青いマルタの空の下、高らかに響くラッパの音色に日常を忘れ、楽しまれているようでした。
「インガーディア」が行われるのは、聖マルタ騎士団が最初の城塞都市とした街、ヴィットリオーザの街中。
以前はヴァレッタでも行われていましたが、現在はヴァレッタの会場が工事中のため、ヴィットリオーザにて開催されています。
インガーディアが始まる前には歴史的な衣装に身を包んだ出演者を、城塞都市のあちこちで見ることができました。
中世のまま止まっているような街並みで、騎士たちに出会うと、まるで私たちがマルタ騎士団の活躍した時代へタイムスリップしたかのように感じました。
(吉川)
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