この度、ユーラシア旅行社の「東南アジア、少数民族物語 16日間」の旅より帰国しました。
ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナムの4か国。各国とも都市では近代化が進んでいますが、今回の旅では都市から離れた辺鄙な場所で暮らす少数民族を訪ねてまわりました。
今日は、ツアー中に出会った少数民族の一部とその暮らしぶりを伝えしたいと思います。
【1か国目・ミャンマー】
ツアーの最初は、ヤンゴンから飛行機で約3時間の小さな田舎町、チャイントンを訪問。中国やラオスとの国境近くのチャイントンの町の周辺にはアカ族、アク族、エン族など、様々な少数民族が暮らす村が点在しています。
アク族のおばさんは黒っぽい民族衣装を身に着けて、竹で作ったキセルをくわえています。村の男性は近くにある田んぼや畑で米や作物を作って暮らしていますが、女性たちは少数民族の暮らしを見ようとやってくる観光客達に作ったアクセサリーなどを売って現金収入を得ています。その辺で拾ってきたような竹で作ったキセルですら2ドルで売れていたので、少数民族であるという事は強いなぁと思いました。
【2か国目・タイ】
タイで訪れたのは北部のチェンライ近く、いくつかの少数民族が一緒に暮らす観光村です。広い敷地の中に民族ごとの集落があり、アカ族、ヤオ族、ラフ族、そして首長族として有名なパドゥン族が暮らしています。パドゥン族は本来、山奥で暮らしている民族ですが、数名の女性たちが数年ごとに入れ替わり、出稼ぎのような形でここで生活をしています。仕事内容は主にモデル。織物などしている姿を観光客に見せて写真を取ったり、民芸品を売ったりしています。
契約期間の間、一歩も村からでないそうで、村の中には学校もありました。病気になった場合はお医者様が村に来るそうです。
重い首輪や足輪を着けて暮らしている彼女たち。故郷から遠く離れた観光村で楽な仕事をして暮らすのと、山奥で家族や友人と一緒にキツイ畑仕事をして暮らすのとどっちがいいか考えたりするのかなぁ?と思ってしまいました。
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