桜満開!竹田城(ユーラシア旅行社で行く日本ツアー)
今回の旅行での大きな見どころは竹田城。「日本のマチュピチュ」とも言われている、最近、人気急上昇中の城跡です。
竹田城は兵庫県北部に位置した、朝来市にあります。のどかな山間の道をバスで走っていると、小高い山の上に城郭が姿を現しました。竹田城は、但馬の守護大名、山名持豊(宗全)の命によって室町時代に標高354mの山上に築かれました。その後、城主が変わり、播磨の赤松広秀氏の時代に、現在の城郭が整備されたと言われています。赤松氏と言えば、現在、放送中のNHK大河ドラマにも登場していますので、ご存じの方も多いことでしょう。

この城壁には、その石積み方法に長い期間に耐えてきた秘密があるようです。城壁をよく見てみると、大きな石や小さな石が組み合わせて積み上げられています。穴太(あのう)積みと言われるこの工法は、一見隙間が多く、粗雑な印象がありますが、実は水はけがよいので山城には向いているのだそうです。
400年、崩れることのなかった城壁には、やはり平地の城とは異なる工法が用いられていました。
訪問した4月上旬は、ちょうと桜の季節。春は雲海がでることは稀ですが、満開の桜の花でピンク色に染まる竹田城はとても幻想的でした。山上から見下ろす山里に、兵たちの声が聞こえてくるようなロマンにひたりました。(斎藤さ)
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