2014年4月17日 (木)

カラヴァッジョの絵画に浸るローマ滞在(ユーラシア旅行社のイタリアツアー)

先日、「ローマ2800年の歴史に学ぶ 7日間」より帰国しました。
ローマに5連泊をして、徹底的にローマの観光をし尽すツアーです。

古代ローマ時代の遺跡群や、カトリックの総本山ヴァチカンなど、有名な観光地が目白押しな中、数多くのカラヴァッジョの絵画に触れることができるというは、ローマ滞在型のツアーならではの楽しみではないかと思います。

イタリアツアー カラヴァッジョは16~17世紀に活躍をした画家ですが、仕事でもプライベートでもスキャンダルが絶えない人物でした。ミラノ近郊で生まれ、魅力的な作品を描く一方で、暴力沙汰や殺人事件を何度か起こしては、ローマ、ナポリ、マルタ、シチリア…と各地を転々としていました。
20代をローマで過ごし、その時に描かれた作品は現在もローマの教会や美術館に数多く残っていますが、宗教画家カラヴァッジョですから、やはり教会内に今でも残る祭壇画がとりわけ目を惹きます。
彼の祭壇画は何箇所か見学できる場所がありますが、「サンルイジ・ディ・フランチェージ聖堂」内の“聖マタイの連作”が、個人的には最も印象的でした。
}この教会自体は聖ルイ・フランス教会に属し、16世紀にローマのフランス人コミュニティのために建てられた教会です。

教会という建物は、時々突然閉めることがある、観光客泣かせなところがあり、今回のツアーでも、行ってみると教会の玄関口に「工事の為、本日急遽閉館」という、あまりにも無情な貼り紙がしてあるではないですか。
ここまで来て“聖マタイの連作”を見ずして帰れるものか、ということで、翌日再度訪れることにしました。
翌日、教会へ向かう道すがら「お願い、今日は開いていて!」と心の中で唱えながら歩き、曲り角を曲がって正面に出ると、学生や観光客がわいわいと賑わっていて開館していることを知らせてくれました。
「ああ、良かった」と心底ホッとして、いざ教会内に入ると、外の喧噪から一転して静謐な空間が漂い、そのまま左奥にある目当ての祭壇画のある「コンタレッリ礼拝堂」へ向かいました。

イタリアツアー カラヴァッジョ作“聖マタイの連作”は、3作品から構成される祭壇画で、左側の「聖マタイの召命」は光と影のコントラストが特に印象的です。
中央の「聖マタイと天使」は、描かれる人物の動作や構図が魅力的で、右側の「聖マタイの殉教」は大変ドラマチックなシーンです。
それぞれ1点ずつ見るのも贅沢ですが、3点を一度に視界に入れて見ることができるのがこの上なく贅沢感に包まれます。
窓から採り入れる自然光だけではあまりにも薄暗く、作品を十分に堪能することができません。
教会内の名画にはたいてい、コインを入れるとライトが付くようになっています。けれどしばらく経つとライトが消え、見学者がお互いに様子を探り合い、次は誰がコインを入れてくれるのか期待しますが、実際なかなかすぐには現れないものなので、潔く自分でコインを入れるのがいいのかもしれません。ツアー中ならばガイドさんや添乗員が付けてくれますが。
3作品共、どれも心を惹きつける魅力があり、一枚目の「聖マタイの召命」を眺めているだけで時間が過ぎてしまったので、もう一度訪れて、2、3枚目もゆっくり眺めたいものです。

カラヴァッジョの作品は、さほど絵画に詳しくなくても何故だか魅了されてしまう何かがあるように思われます。
光と影が織りなすその暗さとか、ドラマチックさとか、本物そっくりの写実性とか、様々な要素があるでしょうが、そういうことを考えずともハッと心を奪われてしまう何かがあるようです。
そして、ローマ以外にも彼の作品を見に次の旅に出掛けたくなってしまうのです。
(飯岡)

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