冬のロシアで芸術三昧(ユーラシア旅行社で行くロシアツアー)
「椿姫」というとヴェルディによるオペラを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。今回のバレエ「椿姫」はジョン・ノイマイヤーによる振り付けで、1978年初演の比較的新しい作品です。バレエなので台詞、歌詞はなく、身体表現だけで登場人物たちの微妙な心情や葛藤が表現されます。とりわけマルグリットが本当の理由を告げずにアルマンのもとを去ったときの、アルマンの絶望の表現は鬼気迫るものでした。
他方、最終日にサンクトペテルブルクが誇るマリインスキー劇場で鑑賞したのは、ロシアの国民的詩人プーシキンの代表作「オネーギン」を、これまたロシアを代表する作曲家チャイコフスキーがオペラにしたもの。ロシア芸術紀行を締めくくる夜にふさわしい演目でした。
4大美術館ではロシア美術はもちろん、印象派を筆頭に西洋美術の傑作を数多くご覧頂き、芸術三昧の二大帝都でした。(尾崎)
| 固定リンク
「世界の芸術情報」カテゴリの記事
- ベルリンフィル・ジルベスターコンサートで締めくくった2016年(2017.01.25)
- ウィーンフィルニューイヤーコンサートで幕を開けた2017年(2017.01.26)
- 音楽の都ウィーンの舞台で「第九」を歌う(オーストリア)(2017.04.12)
- 必見!ブレゲンツ湖上オペラのバックステージツアー(オーストリア)(2016.09.01)
- デベソで万歳! 奥トスカーナの古寺巡礼(2015.12.02)
「中欧・東欧情報」カテゴリの記事
- 「トリュフ料理に舌鼓を打つ!!(クロアチア)」(2017.12.13)
- 地元の人に愛される!クロアチアのミケランジェロが残した、“生きた”世界遺産(2017.11.22)
- 知る人ぞ知る、クロアチアのミニ・プリトヴィッツェで癒しのひと時(2017.11.17)
- 青空と雪山、黄葉に囲まれたコーカサスの仙境、ジョージア・スワネティ地方(2017.11.14)
- ヨーロッパ一美しい、クロアチアのミロゴイ墓地へ(2017.11.09)
コメント