2014年5月
2014年5月30日 (金)
2014年5月29日 (木)
フランス、ブルターニュ地方の「美しき島」、ベル・イルを訪ねて (ユーラシア旅行社で行くフランスツアー)
先日、ユーラシア旅行社の「のどかなブルターニュの田舎巡りと印象派の故郷ノルマンディー 12日間」の添乗より帰国致しました。初夏を思わせるような明るい陽射しの中、ベル・イル島をはじめ、画家たちの愛した地を訪ねてきました。
美しき島という意味のベル・イルはフランス、ブルターニュ地方の南部、大西洋に浮かぶ小島。島は古くから漁業を中心に生活が営まれていましたが、現在は約5千の人口と同じ位のひつじが飼われている程で、緑豊かな牧草地が広がるのどかな風景や、荒々しさと美しさを併せ持つ美しい海岸が観光客を惹きつけています。
今から百年以上前、まだまだその魅力が知られていなかったこの島を訪れ、絵を描き続けた画家がいます。印象派の巨匠、クロード・モネは1ヶ月以上もの滞在中、海岸などの連作を描き続けました。39枚のうち、17枚は海岸の奇岩を描いたそうです。その中の一風景である、ポール・コトンを訪ねました。フェリーで島に到着した時に降っていた雨は、すっかり晴れあがりましたが、強い風が岩に波を打ちつけています。「おー!まさにモネの描いた奇岩だ!」思わずお客様からも歓声があがります。変わり易い天気が特徴でもあるブルターニュ地方。特に島は一日の中でも四季があると思える程の天気。モネが荒れ狂うこの海岸を描いていることから、彼が画材と共にここに立って雨風に耐えながらその一瞬の光とその風景を描いていたのだろう、などと色々と想像しました。
現在、夏のリゾート地として人気の出ている島には、小さいながらも訪れる観光客をもてなす素敵なレストランがあります。島を訪れたら是非食べたいのが新鮮な魚介類。昼食は地元でも人気のレストランでゆっくりとシーフード料理を楽しみました。前菜のシーフードの盛り合わせを食べている時は、普段は賑やかなテーブルも静かになり、皆様、集中してエビや貝の殻を外しながら召し上がっていました。
西の果てに位置するブルターニュとその隣のノルマンディー。「何があるのかしら?」と思う方も多いはず。まだまだ知られていないこの地方の魅力は、画家たちが描いた数々の絵画が証明してくれています。実際にその地を訪れ、その空気、光を感じることができたのがとても幸せな旅でした。(帯津)
2014年5月28日 (水)
ポルトガル人から愛されるポートワイン(ユーラシア旅行社で行くポルトガルツアー)
先日「滞在型で満喫、ポルトガル旅情」の添乗より帰国しました。
このツアーは、ポルトに2泊、リスボンに4泊と連泊中心のゆったりした日程となっております。そのため、お昼からワインを飲んで、ゆっくり観光をしました。
ポルトガルと言えば、大航海時代を思い浮かべる人が多いと思います。
「ここに地終わり海始まる」と言ったのは、ポルトガルを代表する詩人、ルイス・デ・カモインス。その言葉が刻まれているモニュメントが建つロカ岬は、ユーラシア大陸の最西端に位置します。大航海時代を生きた人々は、ロカ岬から一望出来る、限りない大西洋に思いを馳せて、大きな希望と不安を胸に、大海原へ旅立って行ったのでしょう。
大航海時代は、ポルトガルの黄金期と言われております。しかしながら、その時代も長くは続きませんでした。
大航海時代後の苦境を支えたのは、ポルト地方のドウロ川一帯から生産されるポートワインだったそうです。
ポートワインとは、ドウロ川上流の特定の地域で生産されるものに限られていて、甘く、食後酒として飲まれていますが、その製法にも特徴があります。その特徴とは、発酵中のワインにブランデーを加え、発酵を途中で止めることです。そのため、ブドウが本来持つ自然な甘味を残すことが出来ます。
このポートワインをイギリスに輸出することによって、一度不況に陥ったポルトガル経済を回復することが出来たと言われています。
ツアーでは、ポートワインのブドウが生産されているドウロ川沿いを列車で走ります。車窓から眺められるドウロ渓谷に造られた棚田は、人間の手だけで作られた事が信じられないほど見事に、また美しく造られています。ドウロ渓谷の気候は乾燥していて、夏は40度を超えるにも関わらず、冬は身を切るような厳寒が続きます。このような過酷な気候が、熟度の高いブドウを育成してくれるという訳です。
ところで、私自身お酒は苦手ですが、甘いワインなら…今度、個人でポルトガルに行く機会があれば、必ず試してみたいと思います。(松本)
2014年5月26日 (月)
オランダの春を彩るオレンジの祭典!「国王の日」(ユーラシア旅行社で行くベネルクスツアー)
先日、「花のオランダとベルギー周遊 10日間」の添乗よりより帰国しました。このツアーではフェルメールやブリューゲル、レンブラント、ゴッホを始めとする絵画の黄金時代を代表する画家たちの芸術鑑賞、各地の大聖堂や鐘楼などの中世の趣が残る町並みの散策、旬のホワイトアスパラガスやチョコレート、ワッフル、ベルギービールなどの各地の名物料理とオランダ・ベルギーを2カ国の良さをたっぷり凝縮したツアーです。
そして、なんといってもこの時期のオランダ・ベルギーといえば色とりどりの花々。キューケンホフ公園で見られる日本では考えられないほどの平らで広大な土地を埋め尽くす一面のチューリップや、地元の人しか知らないブルーベルが咲き誇る「ハルの森」、ベルギーの「ラーケン王宮植物園」などではシャクナゲ、ボタン、クリンソウなど鮮やかな花が私たちを出迎えてくれました。訪れるだけで、幸せになってしまうオランダとベルギーの旅行。観光中に接する人々の優しさや楽しげな雰囲気も私たちを楽しませてくれました。
オランダは「幸福の国」と呼ばれ、国民の幸福度も世界でベスト3に入るほど。今回の旅行中、そんな「幸福の国」オランダで祝典を体感しました。その祝典とは、「国王の日」と呼ばれる国王の誕生日でいう日本の天皇誕生日と同じく祝日です。今回、私たちが訪れた4月27日は国王の誕生日。今年は、4月27日が日曜日のため1日前倒しされた4月26日に祝日は設定されましたが、ウィレム国王が2013年4月30日に国王に就任してから初めての「国王の日」ということで、オランダ国民もいつも以上に盛大にお祝いするために国中をあげて準備をしていたそう。
祝い方も特徴的!オランダ王室オラニエ家(オランダ語でオレンジの意)に敬意を表し、この日は、ここぞとばかりにオレンジ色の服を身にまとった人々が街にあふれ、街もオレンジ色の装飾が施され国中がオレンジ一色に染まります。その様子はまさにオレンジの祭典!!そして、オレンジ色に染まった街のいたるところで音楽ショー、遊園地(実際に簡易遊園地がつくられます)、フリーマーケット、パーティーが開催され、ウィレム国王の誕生日を盛大に祝います。
なぜ、このようにオランダ国王の誕生日が盛大に祝われるのでしょうか。それは、オランダ王室がオランダ国民に人気の理由はオランダという国が誕生したルーツにあります。中世にスペインのハプスブルグ家の独裁政権にあえいでいたオランダの中で、当時オランダ総督だったオラニエ公ウィレム1世は、オランダ独立戦争において中心的指導者となり息子たちと共に、オランダを独立へと導きます。独立後、オランダには王家が存在しなかったため、諸侯の推薦でオランダ王室となったオラニエ家は、オランダを征服して王家になったのではなく、オランダを開放して王家となったのです。オランダ国民が生活できるのもオランダの独立に尽力を尽くしたウイレム1世の子孫であるオランダ王室のおかげと考える人が多いのです。そのため、オランダ王室は国民に大人気で、国民の支持率もなんと85%以上だとか。
オランダは花、歴史、絵画、食とさまざまなことが誇れる素晴らしい国です。しかし、オランダ国民にとっての一番の誇りはオランダ王室なのだと実感した旅でした。(三浦)
2014年5月24日 (土)
「地獄」へ行ってきました!?(ユーラシア旅行社で行く地獄の門ツアー)
2014年5月23日 (金)
ルーツを訪ねて(ユーラシア旅行社で行く!ガンビアツアー)
先日、ユーラシア旅行社の「知られざるセネガル・ガンビア三大世界遺産の旅 9日間」より帰国しました。今回、訪れた2ヵ国は大西洋側に位置する西アフリカにあります。アフリカのツアーと聞くと遺跡の多く残る北アフリカや動物を追い求めるサファリ三昧の東アフリカなどのイメージが強いと思います。では、西アフリカと言えば?近年、周辺国の治安の悪さがニュースなどでも取り上げられている事から西アフリカ全体が危険な国と見られがちです。ですが、その中でもこのセネガルとガンビアは他に比べ安定もしていてアフリカの中でも治安の良い国だと感じました。それでは、見どころは?それは大自然でも野生の王国でもなく、人間の最も血なまぐさい歴史・・・。その暗く痛ましい歴史の遺構ではないでしょうか。
『ROOTS(ルーツ)』という小説をご存知ですか?この小説は1977年にアメリカでテレビドラマとして放送され大反響をよび、数々の賞を受賞。日本でも放送され高視聴率を記録したドラマ。物語の主人公、クンタキンテから数えて7代目にあたる著者はアメリカ生まれのアメリカ育ち。ある時ジャーナリストとなった著者は自分のルーツを知りたいと思い長い年月を費やして辿り着いた場所、それが今回のツアーでも訪れたガンビアのジョフレ村だったのです。
村へ入る前には必ず首長さんの許可が必要で、まずは挨拶をしにご自宅へ。どんな人かもわからぬ外部からの人間を見定めることは村を守る首長の大切な仕事であり昔から続くこの村のしきたりなのです。
近くを流れるガンビア川で男達は魚を捕り、赤ん坊を抱いた女性たちはマンゴーの大きな木の下でお喋り。このマンゴーの木は40℃近い暑さを和らげる天然クーラー。そんな暑さを全く気にも留めず観光客に興味津々の笑顔で駆け寄る子供たち。アフリカのどこにでもあるのどかな村はドラマが放送された後、世界中から沢山の観光客がやってきた。30年ちょっと経った今、一時のブームは去ってしまったそうですが、ジョフレ村は昔も今もジョフレ村なのです。
村でもう一人のキンテ家の血を引く女性に会いました。今から300年近く前に奴隷として海を渡ったアフリカの血とここに残る血。「ここで蒔かれた種はルーツを生み、ルーツは先祖代々に繋がる生命の木を生みだした」感慨深い訪問となりました。(岩間)
2014年5月22日 (木)
花満開!おとぎの国のようなベネルクスの旅(ユーラシア旅行社で行くベネルクスツアー)
2014年5月21日 (水)
詩の国イランを訪ねて(ユーラシア旅行社で行くイランツアー)
先日ユーラシア旅行社の「世界遺産チョガ・ザンビルとペルシャ5大都市周遊 12日間」より帰国致しました。「世界の半分」と言われるほど贅を尽くしたイスファハン、精緻な彫像やレリーフが残るアケメネス朝ペルシアの都ペルセポリスなど、イランの魅力を堪能して参りました。
ところで、イランは詩の国であるということを、皆様ご存知でしょうか。一家に一冊は詩集があるといわれるほど、イランの人々にとって詩は身近なもので、有名なイラン出身の詩人もたくさんいます。今回のツアーでは二人の偉大な詩人の廟を訪れました。
まず一つ目がハーフェズ廟。薔薇の都シラーズにあります。1326年、ハーフェズはシラーズにて生を受けました。生まれ故郷をこよなく愛し、生涯離れることはなかったそうです。私が訪れたとき、ハーフェズ廟はお花で満開でした。墓石にはハーフィズの詩の一つが刻まれており、今回はその日本語訳を朗読しました。酒や美女がよくでてくるハーフィズの詩は、民衆に広く親しまれています。
もう一つがフェルドゥースィー廟。シーア派の聖地マシャドの郊外にあります。10~11世紀にかけて生き、イラン最大の民族叙事詩『シャー・メーナ』を書き上げました。イランの人々は皆、フェルドゥースィーの詩でペルシャ語を覚えるそうです。実際地元の子供たちがたくさん訪れ、見学している様子を見かけ、人々に親しまれていることを実感しました。
イランの偉大な詩人に触れることで、また違った方面からイランを知ることが出来たような気がします。(佐藤)
2014年5月20日 (火)
先住民の聖地ウルル~アボリジニの思い~
2014年5月16日 (金)
新しい旅のかたち、リバークルーズ(ユーラシア旅行社で行くリバークルーズツアー)
2014年5月15日 (木)
おのぼりさんも常連さんも、自由気ままにロンドンを楽しむ旅
2014年5月14日 (水)
ギリシャの朝ごはん(ユーラシア旅行社で行くギリシャツアー)
2014年5月13日 (火)
【共通テーマデー】夏の訪れを感じさせる風景(ユーラシア旅行社で行く英国ツアー)
5月に入り、新緑が目にまぶしい季節になってきました。私にとって、日本の夏の訪れを感じさせる風景は、最近はもっぱらビアガーデンです。ビアガーデンは楽しみですが、暑くてじめじめしている日本の夏は、思い出すだけで嫌だなあという気持ちになります。
そんな日本と対照的なのが英国の夏です。英国民は夏を心待ちにしています。英国は大変変わりやすい天気で知られていますが、夏の時期は他の季節に比べて快晴の日が続き天候が落ち着いています。まさに観光のベストシーズンです。
夏の英国ツアーで見逃せないのがエジンバラで、行われる夏の芸術の祭典「エジンバラ・フェスティバル」。ハイライトは毎夜、エジンバラ城広場で行われるミリタリータトゥー。ミリタリータトゥーは「軍隊のパレード」です。ライトアップされたエジンバラ城をバックにキルトの正装を身にまとった総勢200名のバグパイパーのバンドやマスゲーム、世界各地から招かれた軍楽隊の演奏やアイルランドのダンサー達の華麗なダンス等が繰り広げられます。最後には、観客全員腕を組み、スコットランドドが誇る詩人ロバートバーンズ作詞の蛍の光をそれぞれの国の言葉で歌います。幻想的に夜空に浮かび上がるエジンバラ城とスペクタクルショーは、感動的で忘れられない思い出に。
ピンク色一面にヒースの咲き誇る丘や、様々な緑色が重なりあった美しい緑の大地、イングリッシュガーデンを彩るお花、英国の夏の魅力は枚挙に暇がありません。また、ロンドンではバッキンガム宮殿を入場観光もお勧めです。バッキンガム宮殿は夏季限定のオープンですので、他の時期に行っても入場できないのです。一日の締めくくりはパブにて、エールビールを楽しみたい。夜10時ごろまで明るいので飲みすぎてしまいそうです。




















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