新しい旅のかたち、リバークルーズ(ユーラシア旅行社で行くリバークルーズツアー)
先日、「南仏リヨンへ!ローヌ川 ソーヌ川クルーズ 10日間」ツアーの添乗より帰国しました。今回クルージングを楽しんだのは、フランスが誇るブルゴーニュワインの産地を流れるソーヌ川、そして、そのソーヌ川とフランス第3の都市リヨンで合流し、太陽眩しい南仏へと注いでゆくローヌ川です。ブルゴーニュとプロヴァンスというフランス随一の観光地をクルーズしながら、船を拠点にして歴史遺産や自然景観、ワイン文化を堪能する旅でした。
最近テレビや雑誌でクルーズ旅行が取り上げられる機会が増えているように思いますが、海を往くクルーズと異なり、航行中も常に両岸の景色が間近に見られることが川のクルーズ(リバークルーズ)の楽しいところです。ポツンと現れる小さな可愛らしい村、水を飲みに来た牛たちと背後に広がる草原の牧歌的な風景・・・この季節ならではの新緑の葡萄畑が広がる丘陵は、秋になれば黄金の景色になる様子が目に浮かびます。
移りゆく景色は見飽きることがありません。
リヨンのような都会でも、川にかかるたくさんの橋にそれぞれのデザインがあって楽しめますし、船上に流れるのんびりした非日常の時間の流れと、陸で営まれている日常生活の時間の流れの対比に、ちょっと不思議な気分になります。
今、こういった楽しみができるのも、昔から河川が重要な交易路だった為に河川を中心に街が発展したからなのでしょう。
船の旅では、生活の拠点となる船そのものも大切。船内で快適に過ごせるか、船内のクルー達のホスピタリティはどうか、設備は等々。
乗客が100名前後のリバークルーズでは、その少人数ゆえ、何をするにもストレスがありません。寄港地での乗下船が待ち時間なしでできるのは、時間が限られている中でとても魅力です。また、乗客が少ないと、レストランでのサービスはゆったりしており、慌ただしさがありません。ウェイターの目も行き届いており、タイミング良く対応してくれるので、やはりストレスフリーです。クルー達が名前まで覚えてくれて、船内を歩いていると名前で呼びかけてくれるのも嬉しいところでした。
設備面については、確かに外洋船のようなエンターテインメント設備はありませんが、航行中はデッキで景色を眺める方が楽しいのでなくても苦になりません。ヨーロッパの河川に多くある水門を通過する様子を眺めているのも面白い体験でした。
バスや列車での旅が多いヨーロッパですが、河川や運河が多いので実は船も一つの選択肢。
船に乗ってしまえば同じ部屋にずっと滞在でき、まるで自分の家から観光に行き、疲れたら部屋で休んでいられるのも嬉しいところです。
いつものバス旅行とは違った旅、たまにはいかがですか?
(江間)
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