オランダの春を彩るオレンジの祭典!「国王の日」(ユーラシア旅行社で行くベネルクスツアー)
先日、「花のオランダとベルギー周遊 10日間」の添乗よりより帰国しました。このツアーではフェルメールやブリューゲル、レンブラント、ゴッホを始めとする絵画の黄金時代を代表する画家たちの芸術鑑賞、各地の大聖堂や鐘楼などの中世の趣が残る町並みの散策、旬のホワイトアスパラガスやチョコレート、ワッフル、ベルギービールなどの各地の名物料理とオランダ・ベルギーを2カ国の良さをたっぷり凝縮したツアーです。
そして、なんといってもこの時期のオランダ・ベルギーといえば色とりどりの花々。キューケンホフ公園で見られる日本では考えられないほどの平らで広大な土地を埋め尽くす一面のチューリップや、地元の人しか知らないブルーベルが咲き誇る「ハルの森」、ベルギーの「ラーケン王宮植物園」などではシャクナゲ、ボタン、クリンソウなど鮮やかな花が私たちを出迎えてくれました。訪れるだけで、幸せになってしまうオランダとベルギーの旅行。観光中に接する人々の優しさや楽しげな雰囲気も私たちを楽しませてくれました。
オランダは「幸福の国」と呼ばれ、国民の幸福度も世界でベスト3に入るほど。今回の旅行中、そんな「幸福の国」オランダで祝典を体感しました。その祝典とは、「国王の日」と呼ばれる国王の誕生日でいう日本の天皇誕生日と同じく祝日です。今回、私たちが訪れた4月27日は国王の誕生日。今年は、4月27日が日曜日のため1日前倒しされた4月26日に祝日は設定されましたが、ウィレム国王が2013年4月30日に国王に就任してから初めての「国王の日」ということで、オランダ国民もいつも以上に盛大にお祝いするために国中をあげて準備をしていたそう。
祝い方も特徴的!オランダ王室オラニエ家(オランダ語でオレンジの意)に敬意を表し、この日は、ここぞとばかりにオレンジ色の服を身にまとった人々が街にあふれ、街もオレンジ色の装飾が施され国中がオレンジ一色に染まります。その様子はまさにオレンジの祭典!!そして、オレンジ色に染まった街のいたるところで音楽ショー、遊園地(実際に簡易遊園地がつくられます)、フリーマーケット、パーティーが開催され、ウィレム国王の誕生日を盛大に祝います。
なぜ、このようにオランダ国王の誕生日が盛大に祝われるのでしょうか。それは、オランダ王室がオランダ国民に人気の理由はオランダという国が誕生したルーツにあります。中世にスペインのハプスブルグ家の独裁政権にあえいでいたオランダの中で、当時オランダ総督だったオラニエ公ウィレム1世は、オランダ独立戦争において中心的指導者となり息子たちと共に、オランダを独立へと導きます。独立後、オランダには王家が存在しなかったため、諸侯の推薦でオランダ王室となったオラニエ家は、オランダを征服して王家になったのではなく、オランダを開放して王家となったのです。オランダ国民が生活できるのもオランダの独立に尽力を尽くしたウイレム1世の子孫であるオランダ王室のおかげと考える人が多いのです。そのため、オランダ王室は国民に大人気で、国民の支持率もなんと85%以上だとか。
オランダは花、歴史、絵画、食とさまざまなことが誇れる素晴らしい国です。しかし、オランダ国民にとっての一番の誇りはオランダ王室なのだと実感した旅でした。(三浦)
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