2014年6月24日 (火)

運河の街で繰り広げられる宗教絵巻、ブルージュ聖血行列(ユーラシア旅行社で行くベネルクスツアー)

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 先日、ユーラシア旅行社の「新緑のベネルクス物語」から帰国いたしました。幸いお天気にも恵まれ、陽光に照らされる木々の緑が目にも鮮やかな初夏のベネルクスをお楽しみ頂けました。

 さて今回の日程の目玉は、ベルギーはブルージュで行われる聖血行列を見学すること!普段は礼拝堂の奥深くに安置されているキリストの聖血が、運河の街を一周します。

ブルージュの街にこの聖遺物がもたらされたのは12世紀のこと、時のフランドル伯が十字軍遠征に赴いた際に手に入れたのだと言い伝えられています。行列自体の始まりは14世紀初めのことだそうで、礼拝堂に入ることのできない庶民にとっては年に一度だけ聖血を真近に拝むことのできる貴重な機会でした。また多くの見物客が集まるこのお祭りは同業者組合であるギルドの力を示す好機でもあるということで有力商人達はこぞって寄付を重ね、どんどん出し物が増やされて現在の形に落ち着いたようです。

 まずは『旧約聖書』から「アダムとイブ」「モーゼ」、『新約聖書』から「イエスの誕生」「最後の晩餐」「洗礼者ヨハネとサロメ」「イエスの復活」など聖書の重要場面の再現劇。識字率の低い時代には、聖書の内容を庶民に伝える役割を果たしていた部分です。復活したイエスがフードを取る場面では沿道から大歓声が起こりました。

 次はフランドル伯のエルサレム遠征と聖血がもたらされた状況の再現、合間合間にダンサーや楽器隊・合唱隊が入り、満を持してパレードの主役の聖血が厳かに進んできます。聖血が納められた聖櫃が目の前を通る際は先ほどまでの大歓声が嘘のように静まり返り、厳かな雰囲気に襟を正される思いがしました。

 ユネスコの無形文化遺産にも指定されている重要なお祭り、車の進入が制限された静かな運河の街も、この日ばかりは歩く隙間もないほどの人々で埋め尽くされます。大学生位の若い観光客は何時間も前からパレードの通り道で場所取りしたり、橋の欄干に立ち上がったり(危ない!)。もちろん、ツアーでは指定席をご用意しましたので、ゆったりご覧頂くことができました。(三輪)

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