ブルガリアでバラ摘み体験~プライベートバラ祭~(ユーラシア旅行社で行くルーマニア・ブルガリアツアー)
先日、ユーラシア旅行社で行く「バラ祭を楽しむ!ルーマニア・ブルガリア物語 16日間」のツアーより帰国致しました。このツアーはタイトル通りバラ祭を楽しんで頂くものですが、場所はブルガリアのバラの谷・カザンラク。この地は、バルカン山脈とスレドナ・ゴラ山脈挟まれた地域で、5月から6月に降る雨、穏やかな気候、水はけの良い土壌のため、バラの栽培に適しています。ここで栽培されるのは主に香油用のバラでありますが、かの有名な「シャネル」など、世界中の女性を魅了する有名な香水にも、カザンラクのバラで作られたローズオイルが使われています。ちなみに100㎏のバラの花びらからとれるローズオイルはわずかに2~3gしかないそうです。
今回は私たちのグループのためだけに催してくれるというプライベートバラ祭へご案内致しました。その日の朝はあいにくの雨。私たちはカザンラク市内のホテルを出発し、郊外にあるレジェナ村のバラ畑に向かいました。およそ30分後に到着。幸運にもその頃には雨も上がっておりました。バスを降りると先ほどまで降っていた雨の効果もあり、バラの甘い香りが漂ってきました。そして村の少年少女たちが歌で歓迎をしてくれて、村長さんの挨拶のあと、いよいよバラ摘みタイム。村の若者の助けを借りながら薄いピンク色をしたダマスクローズの花びらを摘んでいきます。皆様思いのままにバラ摘みを楽しみましたが、お客様の中には「このまま村に残って!」と懇願されるほどのバラ摘み名人もいらっしゃいました。
バラ摘みの後は公民館へ移動。村人総出で私たちを出迎えてくれました。ここではまず摘んだバラの重さを量り、チャンピオンを決めます。その後、歌や民族舞踊、お互いに日本語とブルガリア語であいさつを交換するなど、村の人たちとの交流を楽しみました。楽しい時間もあっという間に過ぎていき、私たちはバラの花びらのシャワーをかけられながら見送られて、村をあとにしました。
さて、摘んだバラの花びらですが、これはもちろん持ち帰ることができます。乾燥させれば、ドライポプリとして約半年間は香りが保つそうです。私はというと、その日の夜にバスタブにバラの花びらを浮かべて、優雅にバラ風呂を楽しませて頂きました。(斉藤信)
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