2014年7月 3日 (木)

 600年前のステンドグラスを間近で見るチャンス?!(ユーラシア旅行社で行くイギリスツアー)

 先日、ユーラシア旅行社企画「英国物語 15日間」の添乗より帰国致しました。

エニシダやバラ、ルピナスできれいな6月のスコットランドとイギリスをくるりと巡りました。牧草地が広がる丘陵地の多いスコットランドには多くの城が残り、そのお城ひとつひとつに深い歴史があります。スコットランドのお城も素晴らしかったですが、今回特に印象に残ったのはヨークの街の中心に聳え立つ「ヨーク・ミンスター」です。

 ヨーク・ミンスターは600年の歴史を持つ、英国屈指の大聖堂です。ヘンリ8世の頃の宗教改革で多くの修道院や教会が閉鎖に追い込まれ、破壊されました。そのため、英国には古くから残る教会が意外にも少ないのだそうです。そのような中で、ヨーク・ミンスターは建築当初からのステンドグラスが残る貴重な大聖堂なのです。
 

北側の薔薇窓のステンドグラスは王位継承をめぐり、英国全体を巻き込んだ薔薇戦争の終結を象徴したもの。モチーフの由来を忘れ去られた幻想的なステンドグラスや、つぎはぎの目立つものなど、一つ一つに時代を感じられます。

その中でも東側の一番奥の巨大なステンドグラスが、ヨーク・ミンスターの名物なのですが、実は今、修復中で見ることが叶いません。何とも残念な、と思いましたが、なんと、修復過程を展示するという粋な計らいがなされていました。
どのように修復しているか、はもちろんですが、修復が終了したステンドグラスの一部を間近で見ることが出来るのです。過去、技術が足りずにつぎはぎだらけになっていたステンドグラス達が少しずつ600年前の美しさを取り戻しているのです。
Photo_2
ステンドグラスは通常、高い位置にあり、間近に見るということはなかなかできません。あまりにも巨大なステンドグラスですので、修復はあと2年くらいかかるそうですが、この機会に600年前の技術を目の当たりすることが出来、とても貴重な体験となりました。(齋藤晃)

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