ウガンダ・ルワンダって秘境なの?(ユーラシア旅行社行く ウガンダ・ルワンダツアー)
ユーラシア旅行社のツアー「ウガンダ・ルワンダ三大トレッキング9日間」の添乗に行って参りました。ツアータイトル通りにチンパンジー、マウンテンゴリラ、ゴールデンモンキーといった3種類(三大!?)の野生のサル達に会うために山の中に入り、ジャングルの中、地面から伸びた根っこを跨ぎ、草木をかき分ける場面などある行程を進み、ようやくお目当てのサルたちに遭えた時は喜びが溢れてくるという探検気分を味わえるものでした。
丁度この出発日は、降水量の多い時期から少なくなる時期への移行期で、湿度も思っていたよりかは低め、気温も20℃前後と適度で非常に過ごしやすく毎日を過ごすことが出来ました。ウガンダ・ルワンダは、アフリカの中でも秘境で訪れる先のイメージが付きにくいところだと思われますが、両国ともに現地の人たちは穏やかで皆フレンドリー。両国とも出生率は高く、特にウガンダでは1夫婦平均5,6人、田舎では10人というのも普通のことだそうです。そのため至る所で子供達の姿を目にし、車窓にいる私たちの姿を見ると皆元気いっぱいに手を振ってくれました。
食事はビュッフェ形式が多く、ジャガイモや鳥肉・牛肉、ビクトリア湖などで獲れた魚、デザートはバナナと私たちに馴染みのある食事内容でした。移動中の路肩では玉ねぎやジャガイモ、スィートポテト、キャベツなど畑で採れたものを売っているので、売っている品を見れば、その地域でよく採れるものがなんなのかが分かり面白かったです。
道路状況も、常にどこかを修復しており、数か月前に出発したツアーではがたがた道だったところが舗装路になっていたり、私たちが行っていたときも主要路線が拡張工事をしていたので、次回の出発ツアーの時には良い道になってスムーズな移動ができると今後に期待を持ちました。
観光設備の一部では、ケニアやタンザニア、南アフリカなどに比べればまだまだといった点は見られますが、いずれしっかりした施設が整ってくることが予想出来る雰囲気が漂っていました。しかし、その前段階だからこそ良いところも多々あり、人情味溢れるおもてなしは、立派な施設だけでは醸し出せないものです。ホテルはほぼ電気に不便がありませんでしたが、実際には電気普及率は低くウガンダでは都市部の電化率約20%、地方部の電化率はわずか4%、ルワンダでは首都を中心に人口の約5%にしか普及していません。しかし、その電気普及率で私たち旅行者が得られるものは、郊外のホテルであれば夜には満天の星空が拝めること。空を埋めるような星の瞬きに感動させられました。
動物もゴリラなどの猿がメインになりがちですが、他のアフリカ諸国で見られるシマウマや象、カバ、ブッシュバックからウガンダコーブやアンコーレ牛などウガンダ独特な動物も目にすることができました。ライオンは運が良ければ見ることが出来る確率ですが、今回のツアーでは、クィーンエリザベス国立公園で見ることが出来ました。「先週はずーっとライオンは見ることが出来なかったんだよ」とガイドさん談。だからこそ現地を訪れて出会えたら「やったー!」と大喜びものでした。
まだまだ発展段階にある両国だからこそ、発見もあり素朴さもあり面白さもあり楽しめる国、それがいまのウガンダとルワンダです。
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