世界遺産で音楽鑑賞!ドイツ・ヴュルツブルクで聴くモーツァルト音楽祭(ユーラシア旅行社で行くドイツツアー)
先日、ユーラシア旅行社の「ライン・モーゼル・ドナウ河畔の町々と世界遺産の街レーゲンスブルクを訪ねて 11日間」より帰国しました。
この度のツアーは、バスからの車窓だけでなく、ドイツを流れる3つの河にてクルーズを体験し、水辺からの風景とともに、6月のドイツの、丘の斜面に続く緑々しいワイン畑などを満喫することができました。また、世界遺産のレーゲンスブルクやベルンカステルクースやコッヘム、パッサウといった、ドイツのハイライトを巡るツアーではあまり訪れることが少ない小さな町々も訪れました。
そして、この度のツアーのハイライトがヴュルツブルクの世界遺産レジデンツで開催されるモーツァルト音楽祭でした。1922年に始まった歴史ある音楽祭で、ドイツ・バロックの最高傑作であり、世界最大の天井フレスコ画が残るレジデンツで開催される、雰囲気と伝統を兼ね備えた音楽祭です。歴史ある音楽祭といっても、服装やマナーに関してそこまで厳しくなく気軽に聴けるというのも魅力のひとつです。
今回の会場はレジデンツの「皇帝の間」。会場に入り、まず目を引くのがその美しさ。レジデンツとは、18世紀に建設された大司教の宮殿で、大司教はその土地の支配者であったことから、大司教が過ごした部屋は「皇帝の間」と呼ばれています。権力を象徴するかのように、金の装飾が至るところに見ることができ、レジデンツ内部で最も煌びやかで美しい部屋になっています。その部屋の一角に設けられた特設ステージ。開演の20時近くになっても、6月はまだまだ日が長く、窓から次第に赤くなる夕日が差し込んでいたのも印象的でした。やがて開演。演奏はバンベルク交響楽団で、モーツァルト交響曲第38番「プラハ」、交響曲第36番「リンツ」などの演目でした。2時間という時間ではありましたが、その時間はまるで一つの映画を眺めているようで、美しく素晴らしいものでした。
音楽祭の翌日、再びレジデンツを内部観光の為に訪れました。昨日の感動が呼び起こされ、観光にも熱が入り、お客様もいつも以上に熱心に観光されていたようでした。
様々な魅力が溢れるドイツ。初めて訪れた方には2度目の、再訪の方には3度目の、といった次から次へと行きたい気持ちを刺激してくれます。この度のお客様にもドイツ再訪の方が多くおられましたが、その期待を裏切ることない今回の旅でした。(吉村)
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