中世にタイムスリップ!プロヴァンの中世祭(ユーラシア旅行社のフランスツアー)
先日、「パリの休日と麗しのイル・ド・フランス 9日間」より帰国しました。
今回は、プロヴァンという街で「中世祭」を見学してきましたので、
その様子をレポートしたいと思います。
パリから南東に90キロ程の場所に、プロヴァンはあります。
頑丈な城壁で街をぐるっと囲んでいて、中世の雰囲気がごっそり残された街です。
駐車場でバスを降り、門をくぐって城壁内の旧市街に入って行くのですが、
中世祭が開催される日だけは旧市街に入るのに入場料がかかります。
ただ、中世の衣装を着飾ってきた人は、
その入場料が半額になるという制度があるので、
プロヴァンの市民はもちろんですが、
パリやパリ近郊から日帰りでやってくる人々は皆、
好きな衣装を着てやって来ます。
甲冑服の男性もいれば、貴族風の衣装の人、
田舎風の衣装の人、剣を持った子供など、
中世の衣装と言っても千差万別で、
彼らが列をなしてパレードをする時間帯には、
衣装を着た800人もの人々に圧倒されてしまいました。
また、旧市街の道には露店がびっしりと並んでいます。
ハチミツやバラジャム、パンなどのローカルフードや、民芸品や絵画など、
なんでもあります。
そして、祭のハイライトは騎士のショーです。
とてもわかりやすい勧善懲悪のストーリー仕立てのショーで、
悪役が登場すれば子供達からブーイングの声が上がり、
悪役から逃げ惑う役に対しては
「背後に気を付けて!」と観客から声が上がっていました。
演者たちは皆、アクロバティックに馬を操り、
走る馬の背で姿勢を変えて逆さまになってみたり、
立ち上がったりしてくれるので、歓声がやむことがなく、
また、セットにも落とし穴などの仕掛けがいろいろとあって楽しませてくれました。
プロヴァンでは、中世にタイムスリップしたかのような、
不思議な時間を過ごしたような気がします。(飯岡)
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