南仏・マルセイユの名物料理、ブイヤベースに大満足!(ユーラシア旅行社で行くフランスツアー)
先日、フランス物語15日間の添乗より帰国致しました。旅はニースから始まり、コートダジュールの美しい風景を満喫し、ゴッホゆかりの地アルル、中世の城壁が残るカルカソンヌ、月の港ボルドー、モン・サン・ミッシェル、旅の締めくくりはパリで一日自由時間という毎日がハイライトの、一度でフランスを堪能できるツアーです。
皆様、ブイヤベースを聞いてどのようなものをご想像されるでしょうか?ブイヤベースとは平たく言いかえるならば、「漁師のごった煮」です。つまり漁師が余った魚介類を煮込んだ男の料理です。何も知らずにマルセイユのレストランでブイヤベースを注文すると、最初に出されたものに驚かれるかもしれません。
最初にテーブルに並ぶのは乾燥させて固くなったパン、そしてマヨネーズと七味唐辛子を混ぜたような味のソースです。続いてウェイトレスさんが大きなアツアツのお鍋を持ってきます。ここで「シーフードがきたぞ!」と喜んではいけません。お鍋の中は具材の入ってないスープのみ。まずは魚介の風味がきいたこのスープを楽しむのです。食べ方はいたって簡単。パンにソースを付け、それをスープに浸しながらパンを柔らかくして食べます。これが想像以上においしく、ソースと魚介のスープが絶妙に合います。お好みでチーズを入れると味がまろやかになり、一層美味しくいただけます。そして、最後に登場するのが皆様お待ちかねの魚介類です。魚、エビ、ムール貝などたっぷりのシーフードの迫力に、スープとパンですでにある程度お腹が満たされた後で、全部食べられるかしら?と不安になりますが、いざシーフードを食べ進めるとそんな不安は一掃されてしまいます。どの具材もしっかりと味が染み込んでいて、一口頬張るごとに顔がにやけてしまいます。ついつい次の具材へ手が伸びてしまうほどでした。
マルセイユの旧港のあたりにはレストランが並んでおり、お天気のいい日はテラス席もたくさんのお客さんで賑わっています。潮の香りを感じ、旧港を眺めつつ食べたブイヤベースの味は今も忘れられません。(市川)
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