2014年7月 1日 (火)

大自然と信仰深い人々、コーカサス三国へ

先日、コーカサス三国の添乗から帰ってきました。
今回のツアーは13日間でじっくり三ヵ国をまわるコースです。
まず最初に足を踏み入れたのは、アゼルバイジャンです。アゼルバイジャンとは、「火の国」という意味です。なぜ火の国という名前がついたかというと、アゼルバイジャンは昔から天然ガスに恵まれていて、どんなに風が吹いても雨が降っても消えることのない火が、至る所に燃えていたからだそうです。そのため、現在はイスラム教国ですが、元々拝火教が信仰されていました。今でも天然ガスによって燃え続ける“燃える山”ヤナル・ダグを見ると、火を熾すこと自体が容易なことでなかった古代の人々は、その燃え続ける神秘的な火に惹きつけられ、崇拝していたという事実に頷けます。

コーカサス三国ツアー

次に訪れたのはグルジアです。ソ連が造った軍用道路はグルジアツアーのハイライトの一つです。軍用道路に入ると、コーカサス山脈がとてもきれいに見られました。今回泊まったカズベキのホテルからは、グルジアで最も高い所に建つ教会ツミンダ・サメバ教会が、霧のような雲から見え隠れする様子が見られました。この教会は標高2000m以上の山の頂に建てられていますが、天国に近づくために、このような場所に教会を建てたそうです。実際に雲の上から顔を出す教会は、天空にあるようです。
最後に訪れたアルメニアは、世界で最初にキリスト教を国教とした国です。そのアルメニアのシンボルはアララト山。しかしながら、元々アルメニア領だったアララト山は現在、トルコに位置しています。
アララト山は旧約聖書に登場するノアの箱舟が、漂着したところのため、キリスト教徒の聖地となっています。今回は、天候に恵まれ、とても綺麗にアララト山を見ることができました。青く荘厳なアララト山の姿は、神聖な山と呼ばれるにふさわしく、見ているだけで心が洗われるように感じました。
エチミアジン教会の宝物庫にはアララト山の頂で見つけられたノアの箱舟の木片が保管されています。その木片と一緒に、イエスの脇腹を刺した槍が展示されています。この槍は、イエスが磔にされた際、イエスの生死を確かめるために、兵士が使った槍と言われています。アルメニアには他にもイエスが磔にされた際に着ていた服の一部等も保管されていますが、そのような話を半信半疑で聞いていると、現地のガイドさんに、「私はこのような話を疑いません。もしこれらの事が信じられなければ、自分をクリスチャンとは呼べないからです。」と言われ、ショックを受けました。これらの事が信じられなければクリスチャンではないとは思いませんが、彼の信仰心の強さには驚きました。
キリスト教の聖地というと、イスラエルやサンティアゴ・デ・コンポステーラ等が、すぐに思い浮かびますが、色々な国に侵略を受けつつも、世界で最初にキリスト教を国教にした国という誇りと、揺るぎない信仰心を持った彼らの姿はとても印象的で、心に残る旅となりました。(松本)

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