新時代の贅沢で快適なヴィヴァルディ号のドナウ河リバークルーズ!(ユーラシア旅行社で行くクルーズツアー)
先日、ユーラシア旅行社の「黒海からブダペストまで東欧5ヶ国ドナウ河クルーズ」のツアーより帰国致しました。
ツアーは、ヨーロッパでヴォルガ川に次いで、第2位の長さを誇る大河ドナウの全長2850kmの内、約半分程の距離を船で
8泊9日かけてゆったりと通り抜けて行く壮大で浪漫溢れる船旅です。
ドナウ河は、ドイツの黒い森に端を発し、10か国を流れルーマニアの黒海へと注ぎます。
リバークルーズは、海のクルーズに比べて、航海中、河川の両岸に広がっている町や森等の移りゆく景観をご覧いただけますので、
終始飽きることなく楽しんで頂けますし、各寄港地が船着き場の目の前に広がっている為、町歩きや散策も楽しめます。且つ、
下船や乗船時の時間もあまり要さない為、無駄な時間がかからないのも利点です。リバークルーズの為、小型~中型船にはなりますが
、その分、乗客の方々やスタッフ等との距離も近く、アットホームですし、顔の見えるサービスが行き届いているのも魅力の一つです。
今回私達の利用したヴィヴァルディ号は、フランスの船会社の為、お客様もフランス人の方々が多い為、フランス語が行き交っており
、食事もフランスの食材を使用したものが多く、船内には西欧の雰囲気が漂っていました。
ツアーでは、各寄港地にて充実した観光はありますが、夜や航海中、終日航海日等でも様々な工夫を凝らしたゲームや催し物等の
エンターティメント等もあります。中には、かなり本格的なショーもあり、見応えも十分ありますので、これも船旅の楽しみの一つと言えるでしょう。
ドナウ河流域の国々は、様々な時代の影響を多く受けて来ている為、歴史も深い国々が多いエリアです。今回のコースでは、セルビアと
ルーマニアとの国境沿いの「アイアンゲート」と呼ばれる130kmの渓谷美は、ドナウ河最大の景勝地であり、一番のハイライトとも言える場所でしょう。
このエリアは、狭い所では川幅が100~150m程で、水深は50mまで深くなる場所で、かつてはドナウ河最大の難所であったそうです。
中でも見所が集中しているのは約12kmのエリアです。ルーマニア側に広がるオルショバの町やタブラトライヤナというローマ人により建てられた石版や
、渓谷の岩山に彫刻された巨大なダキアの王のデツェヴァル王の巨顔やセルビア正教会のマラコニア教会等があり、興奮の連続です。この他にも、
ヨーロッパでも最大級の二つの水力発電所と二つの水門が付随しているジョルダップ1、2を通過しますが、水位を替えて閘門を通過して行く様子は圧巻です。
リバークルーズというと、ずっと同じ河を進むので飽きてしまいそう。とお感じの方もいらっしゃるかもしれないですが、終始景観は変化に富んでいますし
、コンパクトな船旅だからこそ、カジュアルでフレンドリーな雰囲気の思い出深い船旅が楽しめること間違いありませんので、是非贅沢で快適なドナウ河クルーズをお楽しみ下さい!(井手)
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