2014年8月 8日 (金)

夏の白銀アルプスから、暑中お見舞い申し上げます! (ユーラシア旅行社で行く、ヨーロッパ・アルプスのツアー)

 先日、ユーラシア旅行社の「ドロミテ街道横断とフランス・ローヌアルプ地方 13日間」のツアーから帰国しました。

今回のツアーでは、東西に連なる、夏のヨーロッパ・アルプスを横断してきました。


荒々しい石灰岩がそそり立つイタリア北東部のドロミテ山塊を仰ぎ見ながら、スイスの緑豊かな牧草地と小村が点在し、美しい田園風景のエンガディン地方を抜け、緑の美しい田園風景の中を赤い車体のベルニナ山岳鉄道でイタリアの湖水地方へ移動し、欧州の大動脈アオスタ街道を走り、チェルビーノ(マッターホルン)や、ヨーロッパ最高峰モンブランをイタリア・フランス両国側の展望台から眺め、最後は湖畔の街アヌシーへと抜けるコースです。

この旅で、一番印象に残ったのは、標高3000mの展望台から眺めるアルプスの絶景でした。
ヨーロッパ・アルプスはイタリア、スイス、フランスともに、至るところに絶景ポイントへのロープウェイが張り巡らされており、簡単に標高3000m程度の展望台に登ることができます。

エギーユドュ・ミディ展望台からの絶景

イタリアのドロミテ山中には、数あるロープウェイの中でも珍しい「立ち乗りゴンドラ」があります。
このゴンドラはクリスタッロ山(3216m)の山頂付近まで30分ほどで一気に駆け上る、長距離ロープウェイです。赤や黄色のカプセル型の小さなゴンドラが、はるか上方の雲の中へ次々と消えてゆく様は、乗る前だけに何だかゾクゾクします。ゴンドラ内は丸い電話ボックスのように狭く、定員はたったの2名。ゴンドラ内には寒風や雪も吹き込み、へこみや傷が刻まれた年代物で、スリル満点(メンテナンスはもちろんちゃんとされています)。
山頂付近は何と吹雪。気温5度。視界ゼロで景色は見えませんでしたが、夏の明るい陽光が溢れていた下の町からは想像もできないような空の激変ぶりに山の厳しさを感じることができました。

また、フランスのシャモニーの町からは、定員100人程度の大型高速ロープウェーを乗り継いでエギュー・ドュ・ミディ展望台(3777m)に上がりました。
この日は雲ひとつない快晴。陽光を反射して眩しいほどに輝く万年雪と天を突き刺すように鋭い峰々が遥か彼方まで延々と連なる景色は、まさにヨーロッパの屋根。目を凝らすと銀嶺が連なる先の遥か遠方に、小さくモンテローザやマッターホルンも見え、足がすくむような断崖絶壁の下方には、巨大なひだを形成しつつ、目に見えない速度で流れゆく、アイスブルーの氷河からは、とてつもない重量感が伝わってきます。ところどころにポッカリとクレバスが口を開けているのも何だか不気味です。
展望台周辺を見渡すと、欧州最高峰の雪のモンブラン山頂が間近に迫り、今すぐにでも山頂まで行けそうな気分になる距離感です。またアルプス三大北壁のひとつ、グランドジョラスの直壁もそそり立っています。

この針の先のような尖峰の上にある展望台から眺めることのできるアルプスの絶景は、ほんの一部の熟練した登山家、登山技術のある人々だけが楽しむことのできる世界でした。
山の景観が壊されるといった意見もありますが、ゴンドラが出来たことによって、一般の人々も気軽に4000m近い展望台まであがることができ、素晴らしい山岳風景を楽しむことが出来るようになりました。

今回の旅では、僕もにわかクライマーになったかのように、天候が激変する山の厳しさや
あたかも苦労して山頂に立ったかのように、アルプスの絶景を愉しみ、素晴らしい世界を体感してきました!(上田)

ドロミテ街道、ヨーロッパ・アルプスのツアーはこちら

|

ユーラシア旅行社の自然情報」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。