モン・サン・ミシェルの新橋~未来への懸け橋(ユーラシア旅行社で行くフランスツアー)
先日、ユーラシア旅行社「フランス物語15日間」より帰国しました。まさにバカンスシーズン真っ只中のフランス!どこもたくさんの観光客で賑わいを見せていました。
南から北へ縦断するこのツアーでは、それぞれの地域や街の違った魅力や特色を一度に楽しむことが出来ます。そんな中で今回ご紹介するのは、モン・サン・ミシェルに設置された新橋です!
モン・サン・ミッシェルを取り囲む、サン・マロ湾は、潮の干満の差がヨーロッパで最も激しい所として知られ、満ち潮と引き潮の差は15メートル以上もあります。
そのため、かつては満ち潮のときには、孤立した海に浮かぶ島となり、引き潮の時に自然に現れる陸橋によって島へ渡っていました。
その後、本土と島を結ぶ道が完成し、いつでも島へ渡れるようになりましたが、この橋により、急速な陸地化が進んでしまい、かつての海に浮かぶ神秘的な島の姿が損なわれてしまいました。そのため、以前の美しいモン・サン・ミッシェルの姿を取り戻そうと、数年前から、新しい橋をかける工事が進められ、8月中旬に本格的に開通。
新橋は潮の流れをせき止めにくい構造になっています。堤防道路の撤去作業は、来年夏ごろに完了するとのことで、将来的には、新橋のみの利用にする予定です。
今回、運が良いことに、開通したばかりの新橋を利用して、片道約2キロ(40分)の僧院までの道のりを歩くことが出来ました!まだ歩行者と自転車のみの利用でしたが、大変貴重な経験となりました。
自然景観や湾に生息する動植物の保護や「海に浮かぶ修道院」の回復など・・・。モン・サン・ミシェルの明るい未来を作り出す新しい懸け橋に今後大注目です!(飯野)
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