“走る5つ星ホテル”ブルートレインに乗車しました!(ユーラシア旅行社で行く南アフリカツアー)
先日、ユーラシア旅行社の「南部アフリカ・ブルートレインとビクトリアの滝 10日間」から帰国しました。アフリカ大陸最南西端の喜望峰、この時期見ごろを迎えるジャカランダの花、世界三大瀑布の一つ、ビクトリアの滝に象の棲息地として有名なチョベ国立公園と見所満載の10日間ですが、何といっても今回の目玉はケープタウンからプレトリアまで乗車した豪華列車「ブルートレイン」です。
100年以上の歴史を誇り、世界一の豪華列車としてギネスも認めるブルートレイン。ケープタウンからプレトリアまで約1600km、28時間の列車の旅です。
ケープタウン駅に到着すると、出発時刻までブルートレインの乗客用ラウンジにて待機。優雅な時間の始まりです。ウエルカムドリンクのシャンパンのサービス、そしてトレインマネージャーの挨拶のあと、早速列車に乗り込みます。“走る5つ星ホテル”の呼び名もあるくらい、ブルートレインの客室は充実の設備。ソファは就寝時にはベッドに。各客室にお手洗いとシャワールームも完備されています。ブルートレインは設備だけではなく、そのサービスも世界トップクラスといわれており、ブルートレインの各車両につく専門のバトラーさんがきめ細やかにお世話をしてくれます。
ケープタウンのシンボル、テーブルマウンテンに見送られながら、いよいよ列車は出発。バトラーさんが各客室をまわり、丁寧に設備の案内をしてくれます。車窓には、ワイン用のブドウ畑が延々と連なり、そして徐々に雄大なアフリカの大地が広がるころ、最初のお食事、ブランチタイムです。前菜からメイン、デザート、チーズまでのフルコースをダイニングカーにてお召し上がり頂きます。料理も1種類だけではなく、複数の料理からお好みのものを召し上がって頂くことができ、メインにはダチョウのステーキ等南アフリカらしいものも。また、飲み物も一部の銘柄を除いてはビールや各種南アフリカワイン、ソフトドリンク等無料でお飲み頂けます。列車内のキッチンで作られる、まるでレストランに来たかのようなお料理と共に、皆様お酒もすすんでいました。
食後は、客室で休んだり、窓の大きなラウンジカーでくつろいだりと思い思いの時間を過ごして頂きます。ラウンジカーでは、24時間珈琲を飲んだり、ビールを飲んだりできますが、特に午後にはハイティーというお茶の時間が設けられ、テーブルに美しく盛り付けられたお菓子をお供に優雅なティータイムをお過ごし頂きました。
そして、お夕食。昼食や朝食時はカジュアルな服装でも構いませんが、夕食時は伝統を保つため、男性はネクタイにジャケット、女性はエレガントな洋服と、皆様ドレスアップ。夕食も前菜からデザートまで、お好みのメニューを選択頂きゆったりと召し上がって頂きました。
そして、就寝時間。客室を暗くし、窓の外をのぞきこむと、びっくりするくらいに空に輝く満天の星。ブラインドを開けたまま寝ると、翌朝には雄大な大地から朝日が昇ります。お昼頃、終点のプレトリアに到着してもまだ乗っていたい!との皆様の声。笑顔のバトラーさんたちに見送られ、まるで夢のひとときのような列車の旅を終えたのでした。(川井)
| 固定リンク
「アフリカ情報」カテゴリの記事
- マウンテンゴリラに会いに密林へ(ウガンダ)(2018.01.16)
- 2018年、初日の出の奇跡(ナミビア)(2018.01.12)
- 広がり続ける大地溝帯と生きるエチオピア(2018.01.10)
- 奴隷海岸を歩いて思ったこと(西アフリカのガーナ)(2018.01.09)
- 「星の王子さま」では恐怖の木!?不思議な巨木バオバブは存在感抜群!(マダガスカル)(2017.12.05)
コメント