孔雀の瞳にメロメロ、ポーランド陶器の里ボレスワビエツ(ユーラシア旅行社で行くポーランドツアー)
ユーラシア旅行社で行く10/7発「ポーランド物語14日間」の添乗に行って参りました。9月末では寒かった気候も、私たちが訪れた時は20~23℃と過ごしやすく、かつ黄葉のポーランドを愛でることができました。 このツアーは、北は連帯発祥のバルト海沿岸グダニスク、中部はポーランド王国発祥地ポズナン、西はドイツの影響を受けたヴロツワフに陶器の里ボレスワヴィエツ、南西はタトラ山脈の麓ザコパネを訪れるという、まさにポーランドを制するツアーでした。
ドイツのマイセン、フランスのセーブルは多くの人が耳にはしたことがあるほど有名な焼き物ですが、最近日本でポーランドのボレスワヴィエツの陶器が有名なのはご存知でしょうか。陶器なので、値段は安く、女性好みの可愛らしいデザインが魅力。トルコのナザールボンジュを彷彿させる“ピーコック・アイ”(孔雀の目)が伝統的な柄として取り込まれています。面白いのは、この可愛らしい模様はスタンプで色づけされているところです。「いまは普通のスポンジを使うけど、昔々はポテトで作ったスタンプを使っていたのよ」とガイドさんの説明。日本でいう芋版だったと説明をうけてびっくりもしましたが、一定の柄をたくさんつけるには効率の良い色付けの方法だなと感心させられました。もちろん細かい線の模様や風景画や人物画といった得注品では筆を用いて色付けや柄が描かれます。こうしたボレスワビエツのデザインそのものも可愛いのですが、色付もとても素敵です。
クラコフのお土産屋さんでもボレスワビエツの陶器は売っていますが、デザインも種類も豊富な工房で、作る行程を見学し、作っている職人さんの様子を見て買って帰ると、より一層思い出深い大切なお土産になりました。
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