奥深きチベット仏教のススメ(ユーラシア旅行社で行くチベットツアー)
先日、ユーラシア旅行社の「青海チベット鉄道とエベレスト、ヒマラヤ大縦断 14日間」のツアーより帰国しました。
今回の旅のメインは、世界最高峰のヒマラヤの峰々と神の地ラサの観光です。雨季の為、雲がかかりやすい夏に比べ、この時期は晴天率が高く、神々しいエベレストの姿を拝むことができました。
また、秋はチベットの農民にとっては農閑期にあたりますので、巡礼のシーズンと
なります。ラサでは五体投地という祈りを繰り返す敬虔なチベット仏教徒の姿を多く見かけましたし、ダライ・ラマの宮殿であるポタラ宮の巨大さを目の当たりにし、チベット仏教の奥深かさを感じました。
そんなラサの滞在の中で特に印象に残っているのが、セラ寺です。チベット仏教には、ニンマ派・カギュ派・サキャ派・ゲルク派という四大宗派がありますが、セラ寺はゲルク派の大寺院で1419年に創建されました。最盛期には5000人以上の僧侶がこの寺で暮らしていたそうで、日本人の河口慧海や多田等観も学びました。
私たちが訪れた時には、運良くセラ寺の中庭で問答修行が行われていました。チベット仏教は極めて論理的に構築されている為、12世紀頃からチベット論理学が発達してきました。そんなチベット倫理学を身につける方法として、問答が行われています。「主題・根拠・結論」の3要素を一対一で議論する形で体と頭に刻み込むのです。内容は理解できなくても、中庭に響き渡る声や白熱する様子で彼らの真剣な姿勢が伝わってきました。
日本でも、禅問答があるのでこういった風景は私たちにも馴染みやすいです。秋のチベットで、日本との繋がりを感じるのも良いかもしれません。(坂田)
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