いざ、ミステリーアイランドへ(ユーラシア旅行社で行くクルーズツアー)
先日、ユーラシア旅行社の「バヌアツ・ミステリーアイランドとフィジー、ニューカレドニアクルーズ15日間」のツアーより帰国しました。楽園と謳われる南太平洋の美しい島々をよりラクに訪れるには、やっぱりクルーズがもってこいです。まず何よりも、飛行機の旅のような手続きの煩わしさや待ち時間がなく、ストレスがありません。そして、島が近づくにつれて少しずつ色が変化する海の様子を手に取るように眺めることができます。そんなのんびりクルーズを楽しむべく、寒くなり始めた日本を脱出し、初夏の南太平洋へ向かったのでした。
船は世界三大美港のひとつ、シドニーから出港。左にハーバーブリッジ、右にオペラハウスという贅沢な光景に見送られました。今回のクルーズ最大の目的は、バヌアツ領の“ミステリーアイランド”訪問。そもそもバヌアツのどの辺りにあるのか?学生時代の地図帳を引っ張り出して探してみるも見つかりません。それならばと地図を購入しましたが、なんとこれにも見当たらず。ガイドブックにももちろん掲載がなく、その名の通りと言いますか、島の場所がまず“謎”。それでも、どこに向かうかよく分からないまま、船が進むに任せて旅をするのも楽しいものでした。
ニューカレドニアとフィジーに立ち寄りながら旅をすること10日目、目覚めると船はミステリーアイランドの沖合に錨を下ろしていました。デッキから見下ろしてみると、珊瑚により形成された白い砂浜、環礁に囲まれたターコイズブルーの海がそれはそれは美しい!太陽が昇るにつれて、海はさらに鮮やかなターコイズブルーになっていきます。と思うと、時折太陽に雲がかかり、ふっと光が弱くなって海の色はコバルトブルーに。テンダーボートで島に上陸すると海の色はさらに違って見え、さらに、歩いて30分程で島を1周してみると、方角、水深、水中の岩、ビーチの木々など様々な要因によって、同じ色の海は1か所としてありません。泳ぐのはもちろん楽しいのですが、島をぶらぶらして海を眺めているだけでもあっという間に時間が過ぎて行きました。数日前に訪れたニューカレドニアは“天国に一番近い場所”といわれていましたが、この謳い文句はミステリーアイランドにも当てはまるような気がしました。
さてこのミステリーアイランド、定期便の船や飛行機はなく、個人で訪れるのはやや困難。クルーズならではのお楽しみの場所です。無人島ですが、今回のようにクルーズ船がやってくると、最寄りの島から現地の人々もやってきて土産物店をオープン、とても賑わいます。ついでに、きれいなお手洗いもありますので、安心して時間めいいっぱい島でのんびりできます。忙しい日常を離れ、のんびり、ぼーっとすることが最高の贅沢!と感じられる場所でした。クルーズでしか来られない謎の島、ミステリーアイランド。この先も、地図やガイドブックに載らなくてもいいのかも・・・。幸か不幸か、インターネットを駆使すれば何とか見つかりますが、ここは敢えて、謎のまま旅に出る方がワクワクドキドキいっぱいです。(江間)
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コメント
お世話になりました。楽しいクルーズでしたね。「ミステリーアイランド」そのものずばりの固有名詞だったとは・・・笑えました。(一般名詞のミステリーアイランドと思い込んでいましたから・・・)クルーズの長所を思い切り堪能できてナイスでした。また何時か参加しますね。有難うございました。
投稿: マツオです。 | 2014年12月18日 (木) 09時51分
マツオ様
こちらこそ、この度は大変お世話になりました。マツオ様をはじめ、皆様の笑顔が絶えない毎日だったのがとても思い出深いですし、一緒に見たミステリーアイランドの海の美しさは今でも目に焼き付いています。
またご一緒できる日を楽しみにしております。急に寒くなりましたので、ご自愛下さい。
投稿: 江間菜穂子 | 2014年12月19日 (金) 11時12分