2014年12月16日 (火)

香りの国オマーン(ユーラシア旅行社で行くオマーンツアー)

 

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先日、ユーラシア旅行社の「オマーン探検隊 8日間」の添乗より帰国致しました。オマーンと聞いてどのようなイメージを持たれるでしょうか?他の国々と比べると日本での知名度はそこまで高くはないかと思いますが、現国王であるカブース国王が1970年に王位についてから、彼の近代化政策によって目覚ましく発展している国です。また、オマーンは香りの国と呼ばれるほど、日常生活の中に「香り」が深く関わってきます。

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 オマーンは乳香の名産地。他の地域でも乳香が採れるところはありますが、オマーンのドファール地方で採れる乳香は最高品質とされています。今回の旅ではドファール地方のサラーラという町まで足を延ばし、乳香の木が生息する「乳香の道」の一部だったワディドゥカにも訪れました。乳香の木は根本から枝分かれしている珍しい形。実際に木を削るとじわじわと白い樹液がでてきます。ガイドさんに言われるまま、樹液の匂いを嗅いでみると乳香特有の甘い香りがしました。
そもそも乳香とはなんなのか?東方の三博士が生まれたイエスに献上したものの一つとして有名ですが、金と同等の価値を持つとされた乳香は、古くから宗教儀式の際に使用され、オマーンから古代ローマやギリシャ、アジアやアフリカ大陸と世界中に運ばれていきました。そして、乳香は現在でもオマーン人の生活で欠かせないものです。街中でも大きな香炉で乳香を焚いているのをよく目にしますし、乳香の香りを服につけるのはもちろん、お客様を迎える際には必ず乳香を焚き、また、帰りの時間を知らせるために乳香を焚くといった文化があるそうです。また、乳香には様々な効能があります。緊張やストレスを和らげて心を落ち着かせたり、皮膚細胞の再生を促進するため肌トラブルを改善したり、さらには抗菌作用があるため風邪などにも効くとされています。

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まるで万能薬のような乳香ですが、日本ではあまりポピュラーではないかと思います。今回ガイドとして案内してくれた男性が、「日本人観光客はヨーロッパからの観光客と比べるとまだまだ少ないが、乳香も含め、オマーンには素晴らしい観光資源がある。もっと沢山の日本人にオマーンを知ってほしい」と言っていたのが強く印象に残っています。インターネットなどでも情報が得られる現代。もちろんそれだけではオマーンの魅力を知るには物足りないかもしれませんが、オマーンに興味を持つ人が増え、他のイスラム圏の国々と肩を並べるくらい旅行者が増えるのもそう遠くないでしょう。(市川)

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