2015年1月14日 (水)

世界遺産登録されたばかりのタムコックでミニクルーズ!(ベトナム)

ベトナムツアー、ベトナム旅行

先日、ユーラシア旅行社の「躍動の国ベトナム11日間」から帰国致しました。今回のツアーでは、古都ホアルー、タムコック、ビックドン寺を訪れました。これらの地域は、チャン・アン名勝・遺跡群と呼ばれ、2014年6月に世界遺産に登録されたばかりです。ベトナムには他にハロン湾等の自然遺産とミーソン聖域等の文化遺産がありますが、ここチャン・アン名勝・遺跡群は優れた自然の景観と、ベトナムで最初の都が置かれた古都ホアルーに残る遺跡等の文化的価値の両方が認められ、ベトナムで初めての世界複合遺産に登録されました。今回のツアーではタムコッククルーズが特に印象的でした。
タムコック一帯は首都ハノイから南へ100キロ、車で約2時間30分に位置するニンビン州にあり、点在する石灰岩が割れてできた山の合間に、一本の川が貫いており、水墨画のような美しい景色を作り上げていることから、“陸のハロン湾“と呼ばれています。ここでは、2~3人乗りの小舟に分乗して、1時間30分程かけてのんびりクルーズを楽しみました。タムコックとは「三つの洞窟」という意味です。その名の通り、途中で洞窟を3つくぐり抜けます。最初にくぐる洞窟が1番大きく、長さは127メートル、幅は20メートルです。私達を乗せた小舟は、亀がぽっかりと口を開いたような、真っ暗な入口が近づいてきます。ゆっくりと中へ進んでいくと、一瞬本当に何も見えない闇に包まれ、聞こえるのは船頭さんが漕ぐ水の音だけ。その静けさに、少し恐怖心が芽生えそうになりました。次第に目が慣れ、少しずつ周りが見えるようになり、頭上を見上げてみると、一面白い壁。ところどころ、でこぼこした物が垂れ下がっているのが確認でき、それが鍾乳石だろうと分かるまでに時間はかかりませんでした。遠くに小さく光が見えてきて、出口が近づいてきているのが分かりました。長かった暗い洞窟を抜け明るい光が眩しい外に出ると、再び奇岩渓谷が私たちの両側に並びます。その瞬間は何か、別世界に来てしまったかのような感覚に陥ります。目の前に広がる美しいタムコックの大自然が、私たちを別世界へと誘ってくれているような体験でした。残り2つの洞窟をくぐったところで折り返しです。同じルートを帰りますが、行きと帰りでは異なった風景を楽しめるので退屈しません。
小舟は現地の船頭さんが漕いでくれますが、実はここタムコックの船頭さんは、手ではなく足でオールを漕ぐのです。船頭さんは小舟の一番後ろに座り、腕を組みながら器用に足でオールを操ります。なぜ手で漕がずに足で漕ぐのかと理由を尋ねたところ「足の方が腕より力があるから。」とのこと。船頭さんの中には男性だけでなく女性もいます。確かに、1時間30分もの間小舟を漕ぎっぱなしでは、かなりの腕力が必要となるので足でオールを漕ぎたくなるのも納得です。しかし、その姿はとてもユニークで、思わず笑みがこぼれてしまいます。クルーズを終え、船頭さんにベトナム語で「カマン(ありがとう)」と挨拶を交わし、船を下りました。船頭さんはずっと笑顔で私達に手を振りながら見送ってくれました。
 世界遺産に登録されて間もない為、タムコックを訪れる観光客はまだまだ少なく、のんびりとした雰囲気の素朴なベトナムを堪能できました。(堤)

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