2015年1月28日 (水)

「世界の半分」イスファハンで憩いのひとときを(イラン)

先日、ユーラシア旅行社の「魅惑のペルシャ4都市周遊 9日間」より帰国しました。
イランのテヘラン、ヤズド、イスファハン、シラーズの4都市を巡りましたが、中でも、イスファハンの煌びやかな世界は印象的でした。
世界中には、様々な形容詞を用いてその美しさを表現する観光地が多々ありますが、イスファハンの中心地「イマーム広場」は、「世界の半分」と称されており、実際、まさにその名に見合った美しい広場なのです。
イスファハンは、17世紀にサファーヴィー朝のアッバース1世が遷都し、王都が築かれた都市です。
政治・経済・文化などの中心地としてイマーム広場が造られ、周囲に巨大なバザールが広がり、世界中から人やお金が集まり、全盛期を迎えました。
その繁栄ぶりが「世界の半分」と称される所以です。
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開放的なイマーム広場は、中央に大きな噴水があり、その周りをきれいに手入れされた植木が囲みます。
馬車に乗って広場を一周まわってくれるサービスも、この広場だけ時代が遡ったかのような錯覚に陥るのに一役かっています。
広場の周りにはサファーヴィー朝時代に建てられた青のドームのイマーム・モスク、王が暮らしたアリカプ宮殿、王専用のシェイク・ロトフォラー・モスクが建っています。
広場の中央から眺める四方の建物の外観も荘厳ですが、中に入れば、その装飾の絢爛豪華さに何度もため息をついてしまいます。
特に、シェイク・ロトフォラー・モスク内部の煌びやかさは圧巻で、鍾乳石のような凹凸のあるデザインをベースにモザイクタイルが敷き詰められています。
また、天井はクジャクが羽を広げたようなデザインになっていて、天窓から差し込む光がクジャクの尾になるように計算されており、この美しい空間の中には、いくらでも居続けられるような気になります。
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バザールやアーケードにはお店がびっしりと並んでいて、ピスタチオのお菓子やナッツ、香辛料、ペルシャ絨毯に宝石屋…などを見ながらぐるっとひとまわり歩いたら、いつの間にか日が暮れてしまっているほど、ここで過ごす時間があっという間に感じられました。
(飯岡)

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