2015年1月16日 (金)

地球の表面が引っ張られたら、何が起こる!? (ユーラシア旅行社で行くエチオピア・ダナキル砂漠のツアー)

先日、ユーラシア旅行社のダナキル砂漠、エルタ・アレ火山とエチオピア絶景紀行 9日間のツアーより帰国しました。

ダナキル砂漠はアフリカの東部、エチオピア北部に位置しています。
太古の昔、西に移動するアフリカ大陸のプレートと東へ移動する海底プレートに引っ張られたことによりアフリカ大陸の東側に巨大な地割れが形成されました。
これが「大地溝帯」と呼ばれている、南北に走る地球の裂け目です。ちなみに大地溝帯はエジプト近くの紅海からマダガスカル近くのモザンビークまで6000~7000kmにも及ぶ壮大な規模の「溝」なのです。

話は変わりますが、私たちの日本は大陸プレートと太平洋からの海洋プレートがぶつかり合う地域です。プレート同士がぶつかると歪みが生じ、結果として地震が発生することはご承知の通りです。

それでは、東アフリカのエチオピアのように地球の表面がお互いに反対方向に向かい、引っ張られたら、どうなるのでしょうか?

ゴムを引っ張った様子を重ね合わせて想像してみると、分かり易いと思います。
ゴムは引っ張られたことによって、ゴム自体の厚みが薄くなります。
これと同じことが地球の表面を覆う、厚さ数キロの地殻でも起こっているのです。

地殻が薄くなると、当然地球の内部に溜まっているマグマが地表近くまでせり上がってきます。
別名アファール火山とも呼ばれる、ダナキル砂漠一帯はこのような環境下にあります。
火山活動をはじめ、地殻変動が非常に活発な地域なのです。

灼熱の大地から吹き出す、極彩色の間欠泉は、まるで宇宙旅行で別の惑星にやってきたかのような別世界。
どこまでも平坦で真っ白に輝くアサレ塩湖。
草木も育たない過酷な地で生き続けるアファール族と地平線まで続く塩を運ぶ、数千頭のラクダの隊商を目の当たりにすると、人間のたくましさを実感します。
そして何と言っても一番の見どころはエルタ・アレ火山。
クレーターの淵に立ち、真っ赤に煮えたぎる溶岩湖をのぞいてみると、熱風が吹きあがってきて、
あっという間に顔が真っ赤に火照ってきます。
思ってもみなかったほど、溶岩湖に接近できるので、思わず足がすくみます。
足元の溶岩湖からは、ボッコンボッコンと低く重い不気味な音をたて、絶え間なくドロドロの溶岩が湧き出しています。時折勢いよく溶岩が吹き出し、小爆発が起こると漆黒の闇夜の空がまるで赤いフラッシュをたいたように、一瞬真っ赤に染まります。

小爆発を繰り返すエルタ・アレ火山の溶岩湖

このダイナミックな溶岩、マグマの力強いうねり。
足元に潜む地球の底知れぬパワーを感じました。
そしてマグマの上に張った、その薄い地殻の上で生き続ける私たち人間の営みを想うと、
地球の壮大さや自然の素晴らしさを実感することができました。


地面が引っ張られると、日本のように地震は起きないけれど、マグマの噴火が起こります。

日頃私たちの日本で頻発する恐ろしい地震も、ダナキル砂漠と同じように、

当然ながら、壮大な地球の営みであったことをすっかり忘れていました。

これから、いつの日か地震に遭遇したら、エルタ・アレの火山を思い出して
日本でも地球の壮大さ、自然の営みを実感してみたいと思う。

まずは、小さな地震から。
(上田)

エチオピア・ダナキル砂漠のツアーはこちら

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