断崖絶壁に聳えるタクツァン僧院に初詣(ブータン)
先日「幸福の国ブータン8日間」より帰国しました。2014年最後の日、そして2015年の始まりを世界一幸福な国ブータンで迎えました。世界の屋根と呼ばれるヒマラヤ山脈に囲まれ、秘境の国のイメージを持たれがちですが、実は日本の田舎のような風景、着物に似た民族衣装、背格好の良く似た国民、と、どこか懐かしく親しみやすい国なのです。そこには師走の日本での忙しい毎日が嘘のように穏やかな時間が流れていました。
新年、私たちは崖に聳るタクツァン僧院へ初詣に行きました。行きましたと行ってもバスで僧院の目の前まで連れて行ってもらえるわけではありません。バスで行けるのは僧院の麓まで。そこからは片道およそ3時間かけてのハイキングです。皆様、準備運動をし、意気揚々とタクツァン僧院を目指します。空は雲一つない快晴、冷たい空気も心地よく抜群のハイキング日和でした。道の端には大小様々なマニ車や、お経の刻まれたルンタと呼ばれる旗がたなびきます。また木々の間からは遠く崖の上に鎮座するタクツァン僧院の姿がちらりと顔を覗かせる瞬間があり、少しずつ近づいていることが実感出来ます。行き交う人々と“A HAPPY NEW YEAR”と新年の挨拶を交わすのも楽しい。1時間半程登ったところで第1展望台に到着です。皆様、コーヒー・紅茶・クッキーでしばし休憩。ここからでも十分僧院の素晴らしい景色を堪能することが出来ます。始めは、私はきっとここまでしか登れないだろう…と弱腰の方が多かったのですがいつのまにか「ここまで来たのだから最後まで登ってタクツァン僧院まで目指します!」と皆様の顔にはやる気に満ちていました。結局皆様揃って僧院を目指すことに。さらに1時間半、およそ600段の階段を経て頂上に到着です。皆様の顔には疲れよりも達成感からか笑顔が溢れていました。
無事に初詣を済まし、下山。途中の展望台にてちょっと遅めのご昼食。心なしかごはんの味も格別に感じました。タクツァン僧院はブータン人なら誰しも一生のうち一度は参拝に訪れたい憧れの聖地と言われています。今年1年皆様にとって素敵な年になるよう、私も微力ながらお祈りさせて頂きました。(岡山)
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