2015年2月20日 (金)

ヤーラ国立公園にてジープサファリを楽しむ(スリランカ)

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先日ユーラシア旅行社の「スリランカ物語 14日間」のツアーから帰国致しました。
このツアーは北海道の8割ほどしかない島国スリランカをバスで14日間(正味13日間)周遊しますが、ツアーの前半はフレスコ画「シギリヤレディ」で有名なシギリヤロックやかつての都であったアヌラーダプラ、ポロンナルワ、キャンディといったところの仏教寺院や遺跡などを訪れますが、後半は国立公園や森林保護区などで自然を満喫し、またかつての植民地時代の面影を残すゴールなどを訪れました。
今回はヤーラ国立公園について書かせて頂きます。ヤーラ国立公園はスリランカの南東部に位置し(インド洋にも面しています)、面積は976平方km(東京23区の総面積の1.5倍強)あります。公園内には様々な動物が生息していますが、なかでも珍しいのがヒョウ。今回私たちは公園内をジープ(屋根はあるが窓がない吹きさらしのタイプ)にてサファリを楽しみましたが、チャンスは午前と午後の2回。とりわけヒョウに関しては夜行性のため、午前中のほうが遭遇の確率が高いとか。

早朝5時半にホテルを出発。公園に入る前にジャッカルを発見。これは幸先がいいかも。その後公園入口にて手続きを済ませてから、ジープサファリスタート。公園内ではジープをゆっくり進めます。そして動物が見つかるとドライバーさんがジープを停めて、皆一心不乱に写真を撮ります。水牛、マダラジカ、サンバ(スリランカ特有の大型のシカ)、イノシシ、オナガザル、ワシ、ジャングルフォール(スリランカの国鳥で羽の色がきれいなニワトリ)、ワニ、マングース等々。クジャクに関しては羽を広げているところも見ることができました。ところが肝心要のヒョウとは遇うことがついにできず。他の動物と比べて絶対数も少なく、希少価値が高いからしかたないと自分に言い聞かせて、午前中のサファリは終了。

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昼食後、午後のサファリへ。公園内には午前中に見たのと同じ動物がいましたが、なぜかドライバーさんは停まってくれません。ひょっとして午後はそんなに面白い動物がいないので、さっさと仕事を終わらせて早くお家に帰りたいのか?しばらく走ると、ジープの行列が見えてきて、ドライバーさんは振り返って私たちにこう言いました。「レパード(ヒョウ)!」。実はこのドライバーさん、仲間と連絡を取り合い、木の上でお昼寝をしているヒョウがいるという情報をつかみ、他の動物には目もくれずここまでやってきたのです(ドライバーさん、疑ったりしてごめんなさい)。すでに10台ほどのジープが私たちよりも前に並んでいて、順番待ちの状態。私は「ヒョウさん、どうかこのまま動かずおねんねしていてね」と心の中でつぶやきました。その後ジープがゆっくりと進み、木の上を見ると、待ち望んでいたヒョウがいるではありませんか!まだお昼寝は続いており、大きな木の枝に4つの足をだらりとさせていました。ただ少し残念だったのが、少し遠かったということもあり、また顔もこちらを向いていなかったので、うまく写真を撮れなかったこと。それでもしっかりと肉眼で見てから脳裏に焼き付けました。こうして諦めかけていたヒョウを思いもかけず見ることができて大満足の私たちは、残りの時間のジープサファリを楽しんでから、ヤーラ国立公園を後にしました。(斉藤信)

ユーラシア旅行社で行くスリランカツアーの魅力はこちら

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