神秘の泉 イッキル・セノーテ(メキシコ)
先日、ユーラシア旅行社の「メキシコ物語 15日間」のツアーから帰国致しました。今回のツアーではメキシコ中部のグアダラハラからグアナファト、メキシコシティ、カンクンまでを大縦断。メキシコの中央高原では丁度ジャカランダが咲く季節。メキシコシティでは紫色の美しい花をつけるジャカランダの街路樹を見ることができました。また、メキシコの乾季らしく15日間一滴の雨も降らずお天気に恵まれたツアーでした。
リゾート地として有名なカンクンの周辺にはマヤ文明の有名な遺跡、チチェンイツッアなどがあります。その遺跡の周りにはセノーテと呼ばれる地下の泉があり、このセノーテはメキシコ全体で約3000ヶ所もあると言われています。マヤ人にとっては冥界への入り口で、雨の神に生贄を捧げたり、宝飾品などを投げ入れた場所でもあるセノーテ。地面が石灰で出来ているメキシコでは、降った雨が石灰の地面を通り地下に溜まります。そして、長い年月をかけて泉となり、浸食された地面が崩れ地上に泉が出現します。その泉は、長い間空気に触れることなく、守られてきたため他では類をみない透明度を誇ります。
今回のツアーではそのうちの一つ、「イッキルセノーテ」に訪れました。ここは泳ぐことができる数少ないセノーテの一つです。深さは50m、中には魚も棲んでいます。洞窟にある階段を下りていくとだんだんと水の音が聞こえ、セノーテに辿り着きます。水温は低く、メキシコで焼けた肌に気持ちが良い冷たさ。セノーテに降り注ぐ太陽の光は、神秘的でマヤの人たちも神聖な場所として崇めたのも納得の景色でした。(杉林)
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